睡眠導入剤の副作用はどんなの?

去年の春。
夜更かしが何日か続いた私は、夜に眠れなくなりました。

ヤバイ!と思った私は、早く寝るように努力しました。
でも、なかなか上手くいかず…。

不眠が1ヶ月続き、「もうダメ…」と思い、病院へ睡眠薬をもらいに行きました。
すると、「いきなり睡眠薬は出せない」と先生。

睡眠導入剤から始めるみたいです。
で、処方された夜、飲んで寝ると、気絶するように眠れるし、ぐっすり眠れるし、とても有り難かったです。

でも、一度始めると、なかなか止めれず。
今でも、たまに眠れないと、睡眠導入剤を半分に割って飲んだり、1/4に割って飲んだりしてます。

ただ、なんだか頭の奥がツキツキしてる気がするんです。

もしかすると、この睡眠導入剤、副作用があるのかも…。
というワケで、睡眠導入剤の副作用について詳しく調べてみました。

 

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目次

睡眠薬と睡眠導入剤の違いはなに?


睡眠薬と睡眠導入剤という両方の言い方が使われていますが、どこが違うのか疑問に思ったことはないでしょうか?

私はあります。
そこで、まず、睡眠薬と睡眠導入剤の違いを調べてみました。

 

睡眠薬というのは、睡眠をもたらす薬の総称です。

睡眠導入剤というのは、特に寝つきを良くするタイプの睡眠薬のことです。
つまり、睡眠薬の中に睡眠導入剤が含まれている感じなんでしょうね。

しかし、明確な線引きはないそうで、医師によっては、すべての睡眠薬は睡眠導入剤であると考える人もいれば、睡眠薬の一部が睡眠導入剤であるという医師もいるようです。

 

 

睡眠導入剤はどういうの?

 

睡眠薬を大きく二つに分けるならば、寝つきを良くさせるために使う薬で、

  • 作用時間が短いタイプ
  • 途中で起きてしまったり早朝に目が覚めてしまうのを改善する効き目が長いタイプ

があるとの事。

睡眠導入剤には作用時間が短い、即効性に優れたものが使われるそうです。

例えば、

超短時間型といわれるタイプです。

  • ハルシオン
  • マイスリー
  • アモバン
  • ルネスタ

などがあります。

これらは、飲んで1時間未満で最も効き、2~4時間で効果がなくなるので寝つきを良くして、翌朝に疲労感や脱力感、眠気などの「持ち越し効果」といわれる副作用が起こりにくいのが特徴です。

また、次に作用時間が短いのが

短時間型です。

  • レンドルミン
  • ロラメット
  • エバミール
  • リスミー

などの種類があります。

これらは飲んでから1〜3時間で最も効き、6〜10時間で効果が切れます。
超短時間型よりは持ち越し効果が出やすくなる可能性がありますが、作用が適度に持続してくれる睡眠導入剤といえます。
睡眠導入剤は実は精神安定剤とも少しにた化学構造をしているので、精神安定作用も強いとされています。

睡眠導入剤には、

  • ベンゾジアゼピン系
  • 非ベンゾジアゼピン系
    →ベンゾジアゼピンと同じ働きをするように作られた薬

という分類があります。

このベンゾジアゼピンというのは化学構造の骨格のことを示しています。

これらは作用の強さの違いはありますが、催眠作用と精神安定作用を持ち合わせているのです。

このうち催眠作用が強いものが睡眠導入剤として臨床的には使われ、精神安定作用が強いものが安定剤(抗不安薬)として使われるそうです。

 

 

 

市販薬はどういうの?

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なかなか眠れないという時に、病院に睡眠薬をもらいにいくのは何だか抵抗がある方も多いかと思います。

私もそうでした。
だから、1ヶ月もの間、頑張って自力で眠れるように努力して無理でしたので、病院へ睡眠薬をもらいに行く決心をしたのです。

市販で買える睡眠薬でなんとか凌ごうと考えるかもしれませんが、慢性的な不眠の場合には市販薬はあまり効かないそうです。

市販薬としては例えば「ドリエル」などがありますが、これらはあくまでも寝つきが悪い・眠りが浅いといった、一時的な不眠症状の緩和に効果をあらわす睡眠改善薬として販売されています。

「不眠症」と診断を受けている方は服用してはいけないことになっているそうです。
服用する場合は、続けて服用することは避けたほうが良いそうです
市販薬で睡眠薬として売られているものは、鼻炎薬や風邪薬などにも含まれる抗ヒスタミン成分を含んでいるものが殆どなんだそうです。

そうなんですね!知らなかったです@0@;

これらは、

  • 抗ヒスタミン薬の副作用である「眠くなる」という作用を逆に主作用として使って開発された
  • 医療用の薬とは違った効き方をするもので、眠気をもたらすというよりは、ぼーっとさせるような感じの眠気が出る

抗ヒスタミン薬では他に、喉が渇いたり吐き気が出るなどの副作用を伴うこともあるそうです。

 

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病院で処方される睡眠導入剤の種類は?

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それでは、病院で処方される睡眠導入剤の種類が気になる…という方もいらっしゃると思いますので、そちらも調べてみました^^

トリアゾラム

睡眠導入剤を使ったことが無い人も「ハルシオン」という薬の名前を聞いたことがあるかもしれません。

ハルシオンは、

  • トリアゾラムを成分とする薬
  • 睡眠導入剤として良く使われている
  • ベンゾジアゼピン系の睡眠薬
  • 超短時間型に分類される薬

です。

効果は、

  • 催眠効果が強い
  • 即効性もあって「キレが良い

 

副作用は、

 

  • 依存しやすくなる可能性がある
  • 一過性前向性健忘あり
    …もうろう状態になる

効きが早くて効果が高い分、効き目が良いと感じるので依存になりやすいようです。

ただし、医師からの指示を守って適切に服用していれば過度に怖がる必要はないようです。

自己判断で用量を調整したり、多めに飲んだりすることは避けるようにしましょう。

 

 


ゾピクロン

ゾピクロン(製品名:アモバン)も同じく超短時間型に分類される睡眠薬で、睡眠導入剤として使われているとの事。

ゾピクロンは、

  • 服薬してから約1時間で血中濃度が最高となる
  • 半減期は約4時間なので、体から早く消えていく
  • 寝つきが悪いタイプや寝てもすぐに起きてしまう方には効果的な薬

という効果があります。

製品名としては、アモバン、ゾピクロン+会社名、アモバンテス、ゾピクール、スローハイムなどの名前がありますが、いずれも主成分はゾピクロンで同じ薬です。

ゾピクロンで特徴的なのは、その苦味のある味です。
なんとなく口の中に苦味が残るのが気になる人は別の薬のほうをおすすめします。

 


エスゾピクロン

エスゾピクロンは、ゾピクロンの中で効果のあるS体という部分だけを取り出してつくられた薬だそうです。

そのため、エスゾピクロンは主作用としてはゾピクロンと同じ作用を示しますが、副作用の苦味などが起こりにくいのが特徴だそうです。

エスゾピクロンはルネスタという製品名で販売されているとの事。

ルネスタは、

  • 超短時間型」睡眠薬に分類される
  • 服薬してから約1〜1.5時間で血中濃度が最高になり、半減期は約5時間
  • ゾピクロン(アモバン)とくらべると少し効き目が緩やかで、長めに効いてくれる薬

という効果があるそうです。

ルネスタは超短時間型なので、「寝つけない」という入眠障害の方に向いているようです。
効果は比較的ゆるやかなので、他の超短時間型よりも緩やかに眠りにつきたい人に向いているといえるでしょう。

 


ブロチゾラム
ブロチゾラムはレンドルミンという名前で販売されていますが、最近はジェネリック医薬品でグッドミン、ブロチゾラム+会社名という名前でも幅広く使われているそうです。

こちらは、寝つきを良くする睡眠導入剤との事だそうです。

ブロチゾラムは、

  • ベンゾジアゼピン系の睡眠薬で、短時間型に分類される
  • 内服後約1.5時間で血中濃度が最高になり、半減期は約7時間
  • 超短時間型の薬とくらべると、立ち上がりは同じように早いですがその後の体内からの減り方が緩やかな薬

という効果があるようです。

副作用としては、

  • ふらつきが出る場合がある
  • 睡眠時間が短い人や、体から薬が消えにくい人では翌朝まで眠気が残ってしまう場合あり

という特徴があるとの事。

 

いろんな特徴の睡眠導入剤があるのですね。
お医者さんと相談しながら、自分の身体にあった睡眠導入剤を飲むようにしないと、日常に支障をきたしそうです^^;

 

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市販の睡眠導入剤の副作用は?

yakkyoku

市販の睡眠薬としては「ドリエル」や「ウット」などの西洋薬の成分が入っているタイプが一般的によく使われているようです。

これらは成分にジフェンヒドラミンを含むそうですが、このジフェンヒドラミンは風邪薬かゆみ止めで使われる「レスタミン」などにも含まれるもので、いくつかの副作用に気をつける必要があるとの事。

代表的なのは、眠気やふらつきなどの作用に伴うものですが、次のような副作用もチェックしておきましょう。

 

 

口の渇き

ジフェンヒドラミンによって唾液の分泌が抑えられてしまい、口の渇きを感じることがあるそうです。

少し気に成る程度ならば、こまめに水を飲んだりして対処できますが、程度が強い場合には服用を控えた方が良いようです。

 

 

目のかすみ

 

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飲んでから目のかすみが気になる場合もあるとの事。

まぶしく感じたりする場合もあるでしょう。
これは薬の作用によって瞳孔の開き方に少し変化が起きてしまうことでおこるそうです。

ジフェンヒドラミンなどの抗コリン作用がある薬では起こりうるものですが、車の運転などする人は注意したほうが良さそうです。

 

頻脈

 

ジフェンヒドラミンの抗コリン作用によって、頻脈や動機などの心臓がドキドキとするような症状が見られることがあるんだそうです。

もともと心臓の問題や不整脈がある人は医師に相談して処方薬を出してもらった方が良いようです。

 

異常なまぶしさ

 

瞳孔が開いてしまうので、光が目に入りやすくなって異常なまぶしさを感じることがあるそうで、目のかすみと同じ原理によるものですが、程度が強いと異常に感じるほどになるんだそうです。

車の運転や高所での作業などをしている人は気をつけるようにしたほうがいいみたいです

 

 

 

病院で処方される睡眠導入剤の副作用は?

 

病院で処方される睡眠導入剤は市販薬と比べると比較的安全に使えるものも多いのですが、やはり副作用はあるようです。

代表的なものを下記に書いてみました。

 

一過性前向性健忘

 

睡眠導入剤の中には、「一過性前向性健忘」という副作用が問題となるものがあります。

この副作用は例えば、翌日になって服用してから寝付くまでの間の記憶を覚えていない、途中で起きて歩き回ったり、話したことなどを覚えていないなどの症状がでることをいいます。

老人などが物忘れするのは一過性のことではありませんが、睡眠導入剤によって起きるものは飲んだ時だけなので一過性前向性健忘と呼ばれるそうです。

この一過性前向性健忘は、

  • 寝ている間に夢遊病のようにうろつき回る
  • 話しかけたりしたことを覚えていない

などの問題行動を起こすこと言います。

超短時間型睡眠薬であるトリアゾラム、ゾピクロン、ゾルピデムで特に問題視されているもので、もうろう状態を起こすという注意喚起がなされています。

記憶が障害されるのは、

  • 服用後から入眠までのこと
  • 夜間に途中で起きた時のこと
  • 翌朝に目覚めてからの出来事

などのタイプがあります。

用量が増えるほど副作用が起こりやすくなるともいわれています。

もし家族などから指摘されたり、自分の記憶が曖昧なようならば、その旨を医師に伝えて他の薬に変えてもらうことをおすすめします。

 

ふらつきや転倒

 

睡眠導入剤は眠気を起こすお薬なので、どうしてもふらついたり、転倒といった副作用が出やすくなってしまうそうです。

例えば飲んでから夜中に起きた時は注意しなければいけません。

また、飲んでから途中で起きたりすることがなくても、翌朝まで作用が残ってしまうと日中であってもふらつきが起こることもあるので注意が必要です。

また高齢者は特に注意ですね。

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬には筋弛緩作用といって筋肉をゆるめる作用があるので、ふらつきや転倒のリスクが高まるそうです。

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬としては、

  • ハルシオン
  • レンドルミン
  • リスミー
  • エバミール
  • ロラメット
  • デパス
  • エリミン
  • サイレース
  • ロヒプノール
  • ユーロジン
  • ネルボン
  • ベンザリン
  • ドラール
  • ソメリン
  • ベノジール
  • ダルメート

などあり、作用時間によって導入剤に使われることがあります。

 

翌日の眠気

 

翌日の日中まで眠気をひっぱってしまうことを「持ち越し効果」(hang over)と呼ぶんだそうです。

眠気は睡眠薬の作用とメインとなるものですが、翌朝や日中まで残ってしまうと目覚めが悪くなったり、日中も眠気に悩まされることになってしまいます。

仕事や運転などにも支障をきたすレベルになると問題になります。

持ち越し効果は、半減期の長い睡眠薬で多くみられ、薬が体内から緩やかに消えるので効果を持続してくれるのですが、翌朝まで作用を残してしまうというデメリットがあるとの事。

長時間型まで作用が長くなくても翌日に眠気が残ることはありえますので、もし服用してから、すっきり起きられないなどの問題がある場合には医師に相談して作用時間が短いタイプなどに変えてもらうことをおすすめします。

 

耐性がつく

 

睡眠薬を飲むことについて心配や不安を感じている人は、おそらくだんだんと効かなくなるのではないかという疑問があるのではないでしょうか。

睡眠薬では耐性がつく、つまり同用量でも同じように効かなくなることが問題になる薬があります。

 

イソミタールなどのバルビツール系の睡眠薬

飲み始めてから比較的速やかに耐性がつくようになり(通常2 – 3日から1ヶ月)、同じ服用量のままでは同等の効果が出なくなってしまい、服用量がどんどん増えいってしまうそうです。

 

ベンゾジアゼピン系

こちらはよく使われている薬だそうですが、耐性がつく場合があるので注意が必要との事です。

 

非ベンゾジアゼピン系のマイスリー

こちらも繰り返し服用することによる耐性はつきにくいといわれていますが、続けることで効果が落ちてくることはあるようです。

 

メラトニン受容体拮抗薬であるロゼレム

新しい作用機序で開発されたこちらの薬については、習慣性や耐性が生じにくいといわれているそうです。

 

依存性がある

 

もう一つ、睡眠薬で心配になる人が多いのは依存性があるかどうかという点だと思います。
依存してしまって、飲まないと眠れなくなってしまうのではないかという不安を抱きつつも、眠れないので長期間続けて飲んでいる場合も多いと思います。

睡眠薬で使われる薬としては、ベンゾジアゼピン系やバルビツール系で依存性が問題になることがあるそうです。

バルビツール系の方が依存性が高いのですが、作用時間が長いので睡眠導入剤としてはまず使われることはあまりないそうです。

ベンゾジアゼピン系はバルビツール系よりも低いものの依存性が出ることもあるとの事。

しかし、過度に心配して薬を拒否して眠れなくなってしまうのも問題になるかと思われます。
適度な量を決められた期間に飲むのであればあまり心配することはないとされているそうです。

 

 

睡眠導入剤に依存すると?

 

睡眠導入剤に依存は良くないイメージがありますよね。
依存するとどうなるのか調べてみました。

自然な入眠方法がわからなくなる

睡眠導入剤を続けているときはあまり問題となりませんが、中止した時などに依存性が問題となります。

代表的な依存症状としては、自然な入眠方法がわからなくなるということです。

  • 薬を飲まないことに対する精神的な依存
  • 身体的に飲まないと眠れなくなる
  • 眠れないために夜中にイライラする

などの症状が出てきます。

医師が治療のために処方した睡眠薬の用量を超えて服用したり、自己判断で調節して用量を増やしたり、急に中止したりすると依存が出やすくなりますので、用量を守って正しく服用することが依存を起こさせないためにも大切との事です。

 

急にやめると離脱症状が現れることがある

 

ずっと服用していた睡眠薬を急に止めたりすると、リバウンド現象として離脱症状が現れることがあります。

  • 幻聴、
  • 幻覚、
  • 耳鳴り、
  • 口の渇き、
  • 動悸、
  • 頭痛、
  • めまい、
  • イライラ、
  • 不安感、
  • 憂うつな気分

などが見られることがあります。

特に睡眠薬の中でも作用時間の短いタイプの方が離脱症状が起こりやすいともいわれており、睡眠薬を続けるのが嫌だからといって、急に睡眠薬をやめると離脱症状で苦しむことになってしまいます。

睡眠薬をやめるときは、医師に相談して適切な中止の方法を相談するようにしましょう。

 

反跳性不眠

 

睡眠薬を急に中断したときに、反動で起こる強い不眠症状のことを反跳性不眠と言うそうです。

この反跳性不眠があると、「自分は睡眠薬がまだ必要」という誤解を感じてしまうので問題となります。

中止するときは徐々に減薬するようにしなければいけません。

減らすと眠れなくなると心配になる人もいるかもしれませんが、ベンゾジアゼピン系などの依存性のある睡眠薬は短期間の使用にとどめた方が良いといわれているようです。

 

睡眠薬を使って眠りのリズムができていれば、一時的に眠れなかった症状も改善してきている可能性があります。

怖がらずに徐々に減量してみることを医師と相談するのも睡眠薬をやめるきっかけになるかもしれません。

 

 

 

睡眠導入剤とアルコールを併用してはいけない理由は?

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主人から、

「睡眠薬とアルコールを一緒に飲むとふらっふらになるから飲んだらアカン」

と言われました。
でも、なぜこんな事が起きるのでしょうか。

 

肝臓に影響がある?

 

眠れないからといってお酒を寝酒を飲んだり、毎晩お酒を飲む人も多いかと思いますが、睡眠導入剤とアルコールを併用して飲むことは避けるようにしましょう。

睡眠導入剤もアルコールも肝臓で処理されるので、肝臓にかかる負担が大きくなってしまうんだそうです。

肝機能が処理しきれなくて、わる酔いしたり、薬の副作用が強く出てしまう可能性もあり、肝臓にも負担がかかって肝機能が低下してしまう場合も考えられるとの事。

間を空けていても量が多ければお互いに影響して悪酔いしたり、薬の効き目が強く出すぎる可能性がありますので注意したほうが良さそうです。

 

睡眠作用

 

お酒と併用することで、中枢神経抑制作用が強くなりすぎて、呼吸困難頻脈などの副作用が起こりやすくなるそうです。

また、翌朝にふらつき、眠気などの持ち越し作用が出てしまう可能性も高まるとの事。

睡眠作用が強くなりすぎる恐れもあり、大変危険なのでアルコールとの併用は避けるようにしたほうが良いようです。

少しでも飲みたいと思う場合には、その日は睡眠薬を服用しないようにした方が良いともいわれています。

 

耐性や依存性が強くなる?

 

アルコールにも睡眠薬と同じように耐性や依存性があることがわかっています。

アルコール依存症という、アルコールも過度に飲みすぎると飲まないといられなくなったり、少量では酔えないようになってしまう病気のことをご存じでしょうか。

耐性も依存性もアルコールと睡眠薬を併用する事で急速に現れやすくなるといわれているんだそうです。

つまり、睡眠薬とアルコールを一緒に飲んでいると、アルコール依存症や睡眠薬依存症になりやすくなってしまうのだそうです。

 

不眠症の治療に影響がある?

 

アルコールと睡眠薬は相互に作用する事でお互いの血中濃度を高めてしまうといわれています。

このため、処方した医師が睡眠薬の効果を予測できなくなってしまい、治療に支障をきたすようになります。

この患者さんには2時間程度効果が持続するタイプで良いだろうと判断して処方しても、患者さんがアルコールと併用していると作用が4時間、6時間などと伸びてしまい、予想した通りの作用が得られない可能性があるのです。

このようにアルコールと併用していると治療に支障をきたして眠れないだけでなく、思わぬ副作用が起きたり、不眠症自体が治りにくくなってしまう可能性があるとの事です。

 

将来認知症になる!?

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睡眠導入剤を服用していると、一過性前向性健忘といって、服用後の記憶が飛んでしまうということが報告されています。

このような副作用があることからも、睡眠薬を飲んでいると将来的に認知症になるリスクが高まるのではないか不安視している方もいるようです。

この将来認知症になるという認識は誤りかどうかは、結論には至っていないようで、睡眠導入薬を使用しても認知症の発症リスクは変わらないという報告も多いのですが,認知症の発症リスクが高くなるという報告もされているのだそうです。

睡眠導入薬を使用する際には必要最低限の使用にとどめ,できるだけ他剤やアルコールなどの併用を避けることが認知症発症を避けるためにも重要との事です。

 

 

 

 

市販の睡眠導入剤の効き目の強さは変わらない?

 

では最後に、市販の睡眠導入剤は種類によって効き目の強さに差があるのかどうかも気になる人もいるかと思います。

実際は、明確な強さの違いはわかりませんが、成分による効果の強さはほとんど違いがないものと思われています。

効果が強いものが飲みたいということであれば、医師に相談して処方薬をもらうことになるかと思われます。

しかし、睡眠薬というのは強ければ良いというものではなく、効果の長さ、強さ、効き目の速さ、副作用などを総合的に判断して自分にあっている薬を使うことが大切だと思われます。

 

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まとめ

 

睡眠導入剤は眠れない時に「眠り」をサポートしてくれる頼もしい存在です。

一時的に眠れないのであれば問題ありませんが、慢性的に不眠で困っている場合には健康にも悪いので薬の力を借りて睡眠をとることも必要だと思われます。

睡眠薬は確かに使い方を誤ると副作用が問題となったり、依存や耐性などの問題も出てくることがあります。

しかし、あまりに怖がりすぎて使わなかったり、自己判断で減らしすぎたりして無理をするのは逆効果にもなります。

睡眠導入剤の効果を得るには、正しい知識を身につけて、間違った使い方をしないようにすることが大切です。
睡眠導入剤を正しく使用して、良質な睡眠を取り戻すようになればいいですね^^

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