熊本の阿蘇山が先日(2016年10月8日未明)噴火しました。
火山の噴火が世界的にも最近多いなぁ…と思っていたら、日本でも起こりました。
阿蘇山は過去にも噴火をしていたのでしょうか。
疑問に思ったので、詳しく調べてみることにしました。
目次
今回の大爆発の被害は?
まず、阿蘇山ってどこにあるの?という方のために下記に地図を貼ってみました^^
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今回起きた噴火は、36年ぶりに爆発的噴火が熊本県の阿蘇山で発生したというもの。
噴火による火山灰は大分県の方向に流れ、一面が灰色の世界に覆われた阿蘇市内。
火山灰はおよそ190キロ離れた愛媛県松山市にも達したということです。
大量に降った火山灰は農作物に深刻な被害を与えているそうです。
今回の噴火で、噴火警戒レベルは2から入山規制の3に引き上げられました。
今のところ、新たな噴火は発生しておらず、阿蘇の観光地は比較的落ち着いています。
しかし、今回観光地では全体で約500人のキャンセルが出ており、地元の観光業界は、今後の風評被害を心配しています。
噴火の風評被害というのは、じわじわ効いてくる予想がされています。
阿蘇山の大噴火は過去にもあったの?
阿蘇山の噴火の歴史見ると過去30万年間に4度にわたる破局噴火を起こしているそうです。
その中でも最後の破局噴火である87000年ぐらい前のAso4破局噴火では大規模な火砕流が発生し、熊本県、佐賀県、長崎県、福岡県、大分県、宮崎県北半分、山口県南部はほぼ焼き尽くされました。
一部は朝鮮半島まで達し、火山灰は日本全土に厚く堆積し現在も地層として残っているほどの大噴火だったそうです。
過去の噴火は、す、すさまじい噴火だったのですね
破局噴火の頻度はどれくらい?
それでは、破局噴火の頻度ですが、日本列島では数千年に1回の頻度で(カルデラ)破局噴火が発生していることになるそうです。
なぜなら、 M7噴火は1万年に1回、その1/10規模であるM6噴火は1000年に1回、 1/100規模であるM5噴火は100年に1回起こることが、多数の事例によって確かめられているからとの事。
M4以上の噴火については、規模と発生頻度の間にきれいな反比例の関係があるそうで、世界的に見ると、(カルデラ)破局噴火は完新世(最近1万1700年間)に28回起こり、全地球での(カルデラ)破局噴火の発生頻度は、
数百年に1回
であるそうだ。
結構な頻度で破局噴火ってあるんですね
もし、災害が身近に起きた場合、何を持って避難したらわからないという方はこちらの記事を参考にされてはいかがでしょうか。→★https://ukihana47.com/archives/2673
まとめ
4月にも熊本地震があったばかりなのに…><。
もうすぐ熊本地震から半年。
復興を加速させたい被災地にとって、阿蘇山の噴火は新たな試練となっています。
自然災害に負けないで欲しいと切に願います…。