衣類の管理は、主婦にとって悩みになりやすい問題の一つ。
特に、シミ。
小さいお子さんがいらっしゃるお家では、お子さんの洋服にシミがつくことも多いのではないでしょうか。
そのシミですが、お家でシミ抜きが出来るなら、わざわざクリーニングに出さなくて良いですし、とても経済的ですよね^^
ということで、お家で出来る染み抜きの方法を詳しく調べてみました^^
目次
お家で出来るシミ抜きの方法は?
第1回目~、「ジュース」、「チョコレート」、「しょうゆ」、「カレー」、「コーヒー」、「ソース」、「ケチャップ」、「ミートソース」、「焼肉のタレ」、「紅茶・緑茶」、「ワイン」、「チューインガム」のシミ抜きの記事を書きました。
第13回目は、「口紅」のシミ抜きについてです。
こちらも女性には日常的に多いシミの一つですネ^^
口紅のシミ抜きの方法は?
口紅は一般的に紅花(べにばな)などの天然の色素を原料とした顔料や合成着色料である色素をワックスなどの油分に溶いて作られ、その他にも界面活性剤や酸化防止剤、香料など多数の成分が含まれています。
顔料を油分で溶かして作られている訳ですから、口紅のシミは油分で取り除くことができる油性のシミだということが分かります。
顔料は非常に細かい粒子の粒で水にも油にも溶けない不溶性のモノで、この顔料を油分で溶いて作られています。
口紅の染み抜きは、この油分を溶かす染み抜き方法が効率的です。
家庭で使用できるもので油分を溶かすモノは、ベンジンなどの溶剤。
メイク落としに使用されるクレンジングオイルが有効です。
油分を包み込む力が非常に強いセッティングの台所洗剤(中性のノニオン系の洗剤)やマジックリン(アルカリ性のノニオン系洗剤)に物理的な力を加えることにより取り除けます。
また、口紅のの原料のワックスは、水温が高いほど溶けやすくやります。
-注意-
基本的にワックスは溶剤や洗剤で取り除くことが可能ですが、口紅の色素(顔料)は細かい粒子なので繊維の奥に入り込むととれにくくなる場合があるので注意。
では、用意するものから。
用意するもの
- 台所洗剤
シミ抜きを始める前に、白いタオルなどに、水(洗浄液)をつけ衣類の目立たない所に押しつけて、色落ちテストをします。
染み抜きテストで色がつけばご家庭での染み抜きは、危険
クリーニング店に、ご相談してください。
色落ちしなければ、下記の方法へGO!
① 洗剤(台所用中性洗剤)をつけます
シミ部分に洗剤をつけます。
一般的な液体洗濯洗剤でも取り除けますが、より油分を抱き込む力が強い台所洗剤の方がよく取れます。
使用する洗剤に適度な粘りがある方が口紅の顔料(粒子)が衣類の中に入り込むのを防ぐ効果もあります。
台所洗剤を原液のまま口紅のシミ部分につけます。
口紅のシミ部分よりも少し多めにつけるのがコツです。
② 手でやさしくなでます
いきなり強く揉むと、口紅のシミが衣類の奥に入り込んで取れにくくなります。
指先を使って洗剤と口紅がなじますようにやさしくなでます。
その後、手で少し強く揉むと取れやすくなります。
③ ぬるま湯ですすぎます
台所洗剤が口紅のシミを包み込んだら、ぬるま湯(水)ですすぎます。
水よりもお湯の方が口紅のシミが流れやすいので給湯器でお湯(40℃ぐらい)を出してすすぎます。
状況によりこの作業を繰りかえします。
④衣類にあった洗濯方法で洗います
口紅のシミが取れれば、そのまま衣類に合った洗濯方法で洗濯をして口紅の染み抜きは完了です。
取れない場合は?
上記の方法(③の時点で)で取れない場合は、下記の方法を試してみてください。
でも、衣類が色ものの場合は、色素が落ちてしまうかもしれないので、注意が必要です。
シミ抜きを始める前に、白いタオルなどに、水(洗浄液)をつけ衣類の目立たない所に押しつけて、色落ちテストをします。
染み抜きテストで色がつけばご家庭での染み抜きは、危険
クリーニング店に、ご相談してください。
色落ちしなければ、下記の方法へGO!
では、用意するものから。
- クレンジングオイル
- 台所洗剤
- 歯ブラシ・綿棒
- キッチンペーパー・タオルなど
- 洗面器など
①クレンジングオイルを口紅のシミ部分につけます
クレンジングオイルの原液をシミ部分につけます。
クレンジングオイルに水や洗剤を混ぜるとクレンジングオイルの溶解力が下がり口紅のシミが取れにくくなります。
原液で使用するようにしてください。
②裏から軽くたたいてシミをペーパーなどに移し取ります
シミ(表)部分にタオルやキッチンペーパーを敷いて裏側から歯ブラシまたは綿棒などで裏から軽くたたきます。
ゴシゴシ擦ると衣類によりスレなどが発生する場合がありますので上から軽くたたくようにします。
口紅のシミは衣類の上にのっている状態なので裏側から物理的な力を加え口紅のシミをペーパーやタオルに移り取ります。
状況によりクレンジングオイルをつけ足して繰り返します。
また、ペーパーは小まめに取り替えるようにしてください。
表側からクレンジングオイルを使用しても取れますが、口紅の顔料(粒子)が繊維の奥に入り込む恐れがあります。
そうなると口紅のシミは取れにくくなりますので注意が必要です。
③ ぬるま湯ですすぎます
シミが取れれば台所洗剤を少しシミ部分につけ、染み抜きをした部分を軽くもみながら洗面器に入れたぬるま湯ですすぎます。
水よりもお湯の方がクレンジングオイルがすすぎやすいのでできるだけお湯を使用してすすいでください。
クレンジングオイルはよくすすがないと衣類に残ってしまいます。
クレンジングオイルは酸化しにくく衣類に残留しても後に黄ばみなどは発生しにくいので特にありません。
しかし、衣類の色(特に濃色)によってクレンジングオイルを使用した部分に輪ジミが発生する場合があるので注意が必要です。
特にドライマーク衣類やおしゃれ着などの色柄物の衣類は、クレンジングオイルをつけた衣類を洗面器に入れたぬるま湯に浸けると、クレンジングオイルが流れ白くにごります。
この白いにごりがなくなるまですすぐようにしてください。
④ 衣類にあった洗濯方法をします
シミが取れれば、そのまま衣類に合った洗濯方法で洗濯を行います。
※クレンジングオイルの油分は、すすぎが悪いので、輪ジミに注意
これでも、シミが取れない場合は、プロ(シミ取りをしてくれるクリーニング店)にお任せすることをおすすめします。
口紅のシミをつけた場合は、上記の方法で取れるのですね^^
ぜひ、口紅のシミをつけちゃった人は試してみてくださーい♪
とは言っても、自分でシミ取りするのが面倒くさい~という人は、シミ取りのプロがいる宅配クリーニングを利用するのも手です^^
★ネットから申込みが出来る宅配クリーニングサイトを一応貼っておきますネ!→「値段は関係ない、ただ蘇らせて欲しいだけ」【ピュアクリーニング】
◎続きは、「家で出来る染み抜きの方法は?⑭」(→https://ukihana47.com/archives/5375)になります。