幸福度の高い北欧の国々。
そういう国の制度や諸々を調べてみて、日本が真似てみる事で、少しでも国民の幸福度が上がればいいなぁ~という思いで調べてみる事にしました。
第一回目は、幸福度の高い国の人口を調べる(前回記事はこちらをご覧ください→https://ukihana47.com/archives/17386 )、という事で、続きになります^^
目次
移民・難民に関して
ヨーロッパは、難民受け入れの先進地域である。
人口には当然、移民・難民も入るとされるので、移民・難民もどれくらいいるか調べてみた。
スウェーデンへの移民・難民
北欧もご多分漏れず受け入れをしており、その中でもスウェーデンは毎年1万人の難民を受け入れている。
スウェーデンの首都ストックホルムは、市の人口の約22%(約147000人)が移民(難民として入国した者以外の移民労働者も含む総体)だそうだ。
海外においても難民たちのスウェーデンに対する人気は高い。
今一番スウェーデン政府の頭を悩ませているのが、アフリカなどから何もわからない幼い子供だけを飛行機などで先にスウェーデンに送り込みその子供がスウェーデン政府の手で保護されスウェーデンの市民権を得たあとで親として名乗り出て、あわよくば自分も親権を楯に定住しようというやり方である。
「私達は基本的に難民の亡命する権利を認めています。しかし難民審査の現実が難民だと主張する人々の90%以上が実は難民でもなんでもなく難民の保護制度を利用してスウェーデンでいい暮らしをしようと考えてる人々なのです。
こうゆう人々の存在が、国際的な難民の保護システムを機能麻痺においこみ真に保護を必要としている人々にまで欧州各国が背を向ける一因をつくらせているのです。」
と、上記の審査官は怒りをこめて悪質な偽装難民の存在について非難している。
フィンランドへの移民・難民
フィンランド統計局(1990年の人口は500万人弱であったが、2017年には550万人を超えた。フィンランドは日本と同じく少子高齢化の悩みを抱えているが、人口は増加傾向にある。移住者の増加がその理由のひとつだと考えられている。
フィンランドでは、多重国籍を認めており、国籍別統計と母語別統計を取っている。2000年前後の外国人人口は全体の約1.5%であったのに対して、2017年には人口の約7%を占めるようになった。
フィンランドは、1970年代にはベトナムやチリから、また、1990年代に入ると、旧ユーゴスラビアやソマリアからの難民を受け入れてきた。彼/彼女らの中には、母国へ帰国、もしくは、他国へ移住した者、また、フィンランド国籍を取得した者もいる。2015年の欧州難民危機の影響により、フィンランドにも難民が多く押し寄せた。
難民申請者数は、2000年代に入り年間3,000人前後となっていたが、2015年には約32,000人となり、その後は5,000人程度で落ち着いている。
フィンランドは、難民の中でも障害者や高齢者、また、母子世帯の難民受け入れに積極的で、福祉国家としての役割を果たしているともいえる。
ノルウェーへの移民・難民
ノルウェーにおける難民の受け入れは二通り、すなわち、UNHCRの第三国定住プログラムに基づくクオータ制による受け入れ(クオータ難民)と庇護審査による個別の受入れ(個別難民)があります。
北欧諸国への難民の申請者数は激減。調査対象国の中で前年度から最も減少したのはノルウェーと考えられる。
2015年から2016年の難民数の推移
ノルウェー 3万470人→3240人=マイナス89%
スウェーデン 15万6110人→2万2330人=マイナス86%
フィンランド 3万2150人→5275人=マイナス84%
デンマーク 2万825人→6055人=マイナス71%
100万人の人口比に対して受け入れている申請者数は、
ノルウェー 622人
スウェーデン 2267人
フィンランド 961人
デンマーク 1061人
進歩党のシルヴィ・リストハウグ移民・統合大臣は、「福祉国家の豊かなノルウェーが魅力的にうつらないように」厳しい政策を導入。積極的に国内外で「ノルウェーではあなた方を歓迎しない」、「申請者の増加は国家にとっての脅威」という姿勢を見せてきた。
現地で人気のあるコメディアン、ハラルド・アイア氏が書いた正直な文章は、移民・難民について議論が続くノルウェーで話題を集めている。
冷徹な移民大臣がバッシングに負けずに、受け入れを厳格化してくれているお陰で、一般人は今までのように「寛容な人のふり」をし続けられると、正直に書いていた。
「彼女が汚れ仕事をする、国境の厳しい見張り番となった。そのお陰で、私はいつも通りに、家のソファに安全に座って、こう言うことができます。“ああ、かわいそうな難民の人たち!”」
出典:news picks
デンマークへの移民・難民
デンマークはヨーロッパの中でも最も移民・難民の受け入れを厳しく制限している国々の1つです。入口としての難民認定が厳しいのはもちろん、難民認定後も特徴的な政策をとっています。
デンマークは申請者数がヨーロッパ全体と比較して大きく減少しており、また移民受け入れに積極的なヨーロッパ諸国(ドイツ・スウェーデン・イタリア)と比べて認定率は低く、イギリス等と同程度ですが、特定の国に対して低いという歴史も持っています。
2019年に示された新たな法律では、いわゆる「パラダイムシフト」が起こり、このスタンスが大きく変わりました。
政府は、難民を一時的に危機に瀕してデンマークに一時的に滞在し、いずれ母国に戻る人々として位置付けたのです。
難民受け入れに厳しいデンマークには、いったいどれくらいの難民がやってきているのでしょうか。
2018年の1年間で、デンマークで難民申請をしたのは約3600人です。そのうち、10月までの約2900人について、デンマークで申請可否を判断されるべきと認められたのは、約2000人(後述するダブリン協定によるもの)。このうち申請が認められたのは約1300人です。月に200-300人程度の難民がやってくるというのは、他のヨーロッパ諸国に比べると少ない数字です。また、デンマークは2015年からUNHCRの第三国定住プログラムによる難民の毎年500人の受け入れを停止しています。
現在デンマークにおける難民は、在留外国人の3%しか占めているにすぎません。
アイスランドへの移民・難民
火山と氷河、間欠泉に囲まれて33万人が暮らすアイスランドは、内戦を逃れたシリア難民の移住先としては珍しい国だ。それでも2015年以降、118人のシリア人がこの島国での穏やかな新生活に希望を見いだしてきた。
いかがでしょうか?
北欧の各々の国も、移民・難民問題に関しては、本音は来てほしくないと言ったところでしょうか。
しかし、マイノリティーにおける感染拡大・被害という問題と共に、移民の労働力がヨーロッパには必要不可欠な状況にあるのだということが、コロナ禍の中で逆説的に認識されるようになっているのです。
全体としては、スウェーデンが多いようですね。
そして、アイスランドが一番少ないようです。
まとめ
人口が一番少なかったアイスランド。
治安も良いとされていて、教育水準も高い。
◎アイスランドの教育制度に興味のある方はこちらの記事をご覧ください^^→https://ukihana47.com/archives/17466
そう思うと、人口は少ないほうが良いのか…と思う所もありますが、如何せん、国の位置が全然違う。
我が国は、海を挟んで隣国に大国があり、それに対抗するには人数が一つの策ですが、やはり人口を少数にして治安を良くし(日本は実際フタを開ければ知られていない犯罪が多い)、教育水準を上げ、海外でも通用するような人材に育てるほうが良いと思います。
日本語は世界的に見て少数言語。いっそ公用語を英語にするぐらいではないとグローバル人材は育たない気がします。
また、日本が人口を減少しても良しとするには、日本の周りにバリアでも張らないと安心できませんけども…。(それか、日本がもっと太平洋のほうへ移動するか…)
2040年には、日本人の半分が独身だと予想されています。
今は、結婚や子を持つ事が経済的に困難な時代ですが、なんとか人口が減って、高齢化が解消できる時が来たら、せめて、現在の半分の人口になって若年化が図れれば…政策も変わらないと国がやっていけなくなり、もっといろんなものが合理化され淘汰されるように思います。