衣類の管理は、主婦にとって悩みになりやすい問題の一つ。
特に、シミ。
小さいお子さんがいらっしゃるお家では、お子さんの洋服にシミがつくことも多いのではないでしょうか。
そのシミですが、お家でシミ抜きが出来るなら、わざわざクリーニングに出さなくて良いですし、とても経済的ですよね^^
ということで、お家で出来る染み抜きの方法を詳しく調べてみました^^
目次
第1回目は、「ジュース」のシミ抜きを書きました。
第2回目は、「チョコレート」でした。
第3回目は、「しょうゆ」です。
しょうゆも、日本人なら、多いシミの一つですよね^^;
しょうゆ(醤油)は、主に日本の料理で使われる日本人には欠かせない調味料です。
主に大豆と小麦を原料とし、麹菌や酵母を利用し作られています。
主な成分は、グルタミン酸など約20種類のアミノ酸、アルコール、グリコース、アラビノースなどの糖類、乳酸、塩分(こいくちしょうゆ 約17%)などでpH(ペーハー)は約4~5。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア』
しょうゆは水溶性のシミなので衣類についてすぐなら水で洗い流せます。
しかし時間が経つにつれ、しょうゆの色素が徐々に濃くなり取れにくくなります。
取れない場合は漂白処理をする必要があります。
しょうゆのシミの家庭での染み抜き方法は、台所洗剤を使用し水で洗い流します。
衣類についてすぐならこの処理で取り除けるケースがほとんどです。
そして、この処理でしょうゆのシミが残る場合は、酸素系漂白剤を使用した漂白処理をおこなうのが基本です。
しょうゆの染み抜きは、しょうゆの種類や衣類の素材・染色状況によって多少落ち具合は違いますが、比較的簡単に取り除ける場合が多いです。
台所洗剤を使用し、取れない場合は酸素系漂白剤で漂白処理をします。
では、用意するものから。
シミ抜きを始める前に、白いタオルなどに、水(洗浄液)をつけ衣類の目立たない所に押しつけて、色落ちテストをします。
染み抜きテストで色がつけばご家庭での染み抜きは、危険
クリーニング店に、ご相談してください。
色落ちしなければ、下記の方法へGO!
① シミ部分を水で軽く濡らし、洗剤(台所用中性洗剤)をつけます
シミ部分に洗剤をつけます。
使用する洗剤は、台所用の洗剤がベストですが、基本的には、何でもかまいません。
使いやすさと言う点と色落ちという点で、液体中性洗剤をおすすめします。
※アルカリ洗剤の場合は、色落ちがしやすい
※衣類により、蛍光剤入りの洗剤を使用する場合は、色目が変わる場合もありますので注意
② シミ部分をもみほぐします
綿やポリエステルの場合は、手でもみほぐします。
これで、取れにくければ、再度繰り返えすと効果があります
また、洗剤をつけしばらく放置するのも、有効です。
基本的にデリケートな衣類は、さけてください。スレや色落ちが発生します。
デリケートな衣類の場合は、染み抜き棒を使用します。
染み抜き棒を使用する場合は、下の生地まで濡れないように裏側にタオルを入れます。
③ シミ部分を簡単に水ですすぎます
蛇口などでシミ部分を軽く、水ですすぎます。
全体を塗らすと大変なので、シミ部分のみすすぐようにします。
そして、シミ部分を確認します。
上記の方法(③の時点で)で取れない場合は、
④
漂白剤を使用する場合に一番注意しなければならないことが地色の色はげです。
漂白剤を使用する場合は、目立たない所で必ずテストをして下さい。
漂白剤を塗った部分が色ハゲ(脱色)などがなければ、基本的に大丈夫ですが、漂白テストで色ハゲが発生した場合は、漂白処理は行わないで下さい。
⑤シミ部分に漂白剤を塗ります
衣類の裏に漂白剤が付かないようにタオルなどをシミ下に敷きます。
漂白剤を塗るモノは、基本的に何でも良いですが、シミの大きさなどにより、綿棒、染み抜き棒、筆、スプレーなどやりやすいモノを使用します。
漂白剤をシミ部分に塗っていく。
色柄物の場合は、色はげを最小限にするためにシミ部分から はみださないように塗ること。
この場合は、綿棒や筆で塗るのがおすすめ^^♪
⑥ シミ部分をドライヤーで加熱します
ドライヤーは、HOT、熱風で使用します。
ドライヤーは、約10~15センチ離して約5秒~10秒くらい加熱します。
この時もシミ部分から目を離さないこと!
シミの取れ具合や地色の変化をよく確認することが大切です。
もし、色はげが発生した場合は、すぐにドライヤーでの加熱を中断し、水ですすいでください。
漂白力は、温度が高いほど有効ですが、色はげが起こりやすくなります。
理想の温度は、50℃~60℃以内の温度で漂白すること。
60℃超えると色はげが発生するリスクは、高くなりますので、色柄物の衣類は注意です。
ドライヤーの温度は、ドライヤーの機種にもよりますが、大体1200wのドライヤーで、約10~15センチ離せば、50℃~60℃の温度になります。
ちなみにドライヤーを10cm以内近づけると約70℃~80℃以上になりますので、必ず10~15センチ離して処理してください。
この方法で、少しでもシミが薄くなるのなら、⑥の方法を2,3回繰り返します。
シミ抜きで大切なことは、シミ部分が少しでも薄くなるのなら、同じ処理を繰り返すことです。
⑧ そのまま、衣類に合った方法で洗濯します
シミが取れれば、そのまま衣類に合った洗濯方法で洗濯を行います。
基本的にシミ抜きは、洗濯前に行うのが理想です。
洗濯や乾燥を行うと、シミが取れにくくなるのが理由だからです。
※上記でも取れない場合は、ご家庭でのシミ抜きが困難になる為、お近くのクリーニング店でご相談されたほうが良いかと思われます。
とは言っても、自分でシミ取りするのが面倒くさい~という人は、シミ取りのプロがいる宅配クリーニングを利用するのも手です^^
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◎続きは、「家で出来る染み抜きの方法は?④」(→https://ukihana47.com/archives/5109)になります。