フィンランドの教育制度に引き続き、デンマークの教育制度も詳しく調べてみたいと思います^^
他の国の教育制度に興味のある方は下記をご覧ください。
◎フィンランドの教育制度の記事はこちら→https://ukihana47.com/archives/17451
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目次
まず、デンマークの場所なのですが、「どこにあるの?」と思う方もいると思うので、下記に地図を貼っておきました^^
↓
さて、デンマークの場所が分かった所で、デンマークの教育制度ですが、
1(幼稚園)・9(小・中)・3(高)・3(大・学士)・2(大・修士)制
となっていて、その中で義務教育期間が 6歳~15歳(0学年~9学年)となっているそうです。
学校が始まるのは、各自治体が定めるそうですが、概ね8月中旬~翌年6月25日との事。
学期制 で、2学期制との事ですが、これも各自治体が定めるそうです。
2学期制なのは、フィンランドと似てますね^^
1学期が、8~12月で、2学期が1~6月です。
教育概要・特色 デンマークの教育制度は総合初・中等学校、普通・専門高等学校と多数の高等教育機関から成り立っているそうです。
そして、子供に教育を受けさせることは義務であるが、必ずしも学校に通わせる必要はなく、親は自宅学習等を選択することもできるそうなんです。
引きこもり、というのは無さそう!?@0@
就学年齢基準日 満6歳になる年の8月から。
10月1日までに5歳になる場合は、5歳から学校に通い始めることも可能との事。
2009年8月より幼稚園クラス(学校教育予備課程)が義務化され、0学年指定とされたことに伴い、義務教育期間は9年から10年に延びることとなったようです。
また、義務教育終了後、任意で一年間教育を継続できるシステムがあるそうです。
デンマークの小学校(国民学校)の特徴は、
の5つだと感じる事ができるそうです。
ICTってなに??と思われたかた、私も??でしたので調べてみました^^
ICTとは、Information and Communication Technology(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー)の略である。日本語では一般に”情報通信技術”と訳される。
出典:とはサーチ
だそうです^^では、続きをば。
まず、クラス規模についてですが、どのクラスも10数名から20名程度のクラス人数のようです。
クラスによっては先生が2名おり、かなり先生の目が行き届いている感じなんだそうです。
次にICTの活用ですが、すべての教室に電子黒板が整備されており、ほぼすべての授業で当たり前に利用されているようです。
次に二つ目。
学校と家庭の連絡のためのコミュニケーションシステムが整備されていて、出欠の確認や各種連絡、宿題の有無など双方向の連絡がインターネットを通じて行えるようになっているのですって!!@0@
いわゆるプリントでお知らせするというようなことはないそうですよ^^;
3点目は、0年生の存在です。
デンマークの学校は8月から新学年が始まりますが、1年生になる前の4月から0年生として小学校に通います。
日本でも小1プロブレムなどといわれて、集団行動がとれない、先生の話が聞けないなど、問題になっていますが、デンマークではこのギャップをソフトランディングさせる方式をとっているとの事。
先生に伺うと、とにかく子どもたちが「学校が楽しい」と感じることが大事、と言っていました。
見学した授業でも電子黒板を使った文字遊びのゲームや音楽とともにダンスをするような楽しそうな授業を行っていました。
中には集団に馴染めない子もいましたが、先生(保育士)3名体制で子ども一人ひとりをケアしていました。
4点目は、学童クラブの充実です。
デンマークでは共働き家庭が多く、全生徒200名中、150~180名ぐらいが学童クラブを利用しているそうです(3年生までが学童クラブ、4~6年生はジュニアクラブ、7~9年生はヤングスクールと呼ぶそうです)。
ある学校では、朝は6:30から、夕方は16:45頃まで預かるようになっているそうで、夕方親御さんが迎えに来るには早い時間帯に切り上げるのが疑問ですが、デンマークの人たちはほとんど残業をしないので、この時間で十分だそうです。
学童クラブには様々な遊びの道具があり、屋内外で子どもたちは自由に楽しそうに過ごすことができるようです。
先生は、専門教育を受けた学童指導員、社会活動指導員、保育士などが担当しており、しっかり子どもたちをサポートしているそうです。
デンマークの学習指導要領は日本とは異なり、細かく決められてなく、大きな学習目標は指定されているものの、細かな内容は指定されておらず、何を教えるか、どのように教えるかは、学校や先生一人ひとりに委ねられているそうです。
就学前教育を受ける義務はないが、幼児の過半数が平日保育施設に通っているそうです。
保育所又は保育士(個人の自宅で保育をする制度)が対象とする年齢は6ヶ月~3歳で、幼稚園の場合は、通常3歳~6歳との事。
2004年より学習保育が義務付けられ、子供の知的能力と社交性を高めることを目指しているそうです。
兄弟が保育施設を利用すれば割引を受けることができるそうです。
低所得者を対象とする割引制度も設けられているとの事です。
高等学校は、
かならなり、修了試験(Studentereksamen)は大学などの高等教育機関への入学資格に繋がっているとの事。
普通高等学校(非職業教育課程)は、
がある。
高等教育試験課程では、自分が必要とする科目だけを受講することもできる。
この他、更に
を目指す専門高等学校がある。
高等学校の修了試験(Studentereksamen)は大学などの高等教育機関への入学資格に繋がっているとの事。
普通高等学校、専門高等学校はデンマーク全国に150校あるそうだ。
大学教育は一般教養よりもそれぞれの専門分野の研究を主体としており、11の大学のうち、5校が総合大学で、残りの6校が工科大学、歯科大学などの専門大学との事。
その他に、看護学校、教員専門学校等の職業専門教育機関があり、これらの職業専門教育機関修了後、職業学士の資格を取得できるそうです。
学士号又は修士号を取得の上、卒業することになっており、学士課程は3年で、修士課程は2年間と定められているようです。
博士号を取得するためには、更に3年間の研究活動が必要となるとの事。
大学の教育は2学期からなっており、1学期は9月ー12月で、2学期は1月ー6月。
教育レベルが低いとされる生徒への教育指導を徹底して教育レベルの底上げを図り、高等学校をはじめ職業専門学校等への進学率を95%程度とすることを目指しているとの事。
情報科学に関する教師の専門知識をはじめ、教師の学習指導能力を高めることが急務とされている。
一応、就学率のデータは、
教授言語はデンマーク語(大学において、一部の講義は英語で行われる。)で、義務教育段階の学費 【授業料】は無料(公立学校のみ)、標準的な1学級の人数は28人との事です。
住民が幸せと感じている割合が最も高い国がデンマークで、調査したアメリカの世論調査機関ギャラップによると、上位国は、「国民の基本的なニーズがほぼ満たされているため、幸福と感じる」という分析だそうです。
国民の基本的なニーズとは、
など。
心配事が少なければ少ないほど、安心できる=幸福度が高い、となるのかもしれませんね
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デンマークの教育は、一般的に自由な雰囲気の中で行われ、自由発想や自己表現を重視しているそうです。
なんだか、日本と正反対の主旨なような気が…。
デンマークの教育制度は、人に優しい幸福度が上がるようなシステムだと私は感じました。