正しい判断が出来る
って、日常的に大事ですよね。
いかに、判断力が大事か。生きていく上で欲しい能力です。
そこで、今一度、判断力について詳しく調べてみました。
目次
この判断力ですが、何をもって判断がなされるのかを明らかにしないと、少なくとも、判断力は独り歩きをするだけで、人が変われば、判断に対する評価の仕方も変わってくるわけです。
少なくとも下される判断は
生産的
であることが望まれます。
ときにはネガティブに見えることを決断できる判断力も必要です。
つまり判断力は一見非生産的に見えても、現状を少なくともプラスに変えることで生産的な要因を示すことになります。
そこで、判断力の背景を知ることで、どうしたら優位性のある判断力が身に付けられるかを調べていきたいと思います。
まず、判断力のない人というのはどういう人なのか?
というのをみていきたいと思います。
判断力のない人は、自分のことは棚に上げていることがあります。
つまり、判断力がないとは思っていない節があります。
それだけに始末が悪いのですが、喧々諤々の議論になった場合、自分の判断力に固執するために、周囲の状況を受け容れることが出来ない場合があります。
言ってみれば、自分の周辺の空気を読めないことがあります。
判断力のなさからか、多くの問題点を抱える場面に遭遇した際の対応に一貫性がなく、その場の雰囲気に合わせた解決策を見出そうとする人がいます。
物事を考える力があれば、一貫性がないということはあり得ません。
本当に問題を良い方向へ解決できる策を講じず、人の意見に左右されて流されてしまったりするのも、根本解決にはなっていません。
判断力だけが一貫性のある行動につながるというわけでもありません。
人にどう思われるか考えずに、いろんな角度から見て、どの角度から見てもメリットのある解決策にしたほうが良さそうです。
判断力のない人は、イメージと構想を持つことが苦手なので、先を見通す想像力の働き方が鈍くなるようです。
ちょっとしたきっかけがあれば、普通でしたらイメージを膨らませることが出来るのですが、判断力のない人はそれが出来ないことが多いのです。
想像力の欠如は日常的な仕事の上にも大きな行き違いを来すことが起きます。
というのも、最終形のアウトプットのイメージまで想像力が及ばないために、具体的な成果に繋がらないことが起きるのです。
情報の価値は、情報そのままでは何の価値もありません。
それを資源化、戦力化して初めて情報が生きてくるのです。
判断力のない人はそれが出来ません。
特に、目の前の仕事が競合状態にある時に、この情報の資源化、戦力化する能力がないと、適切なプランニングもできないし、競合に勝つことはできません。
判断力のない人は、情報の価値を見逃していることに気がついていないところがあるようです。
健康人の物忘れと、認知症状を持っている人の物忘れとは明らかに違いがあります。
これは、判断力にも直結することなので下記に挙げておきました。
健康人の物忘れ
このように健康人は自覚があるので、少なくとも判断力があることが証明されます。
それに対して認知異常の人は、
これは、判断力がないことを証明していることになります。
しかしながら、判断力がないからといって、認知症状のない人と同じように生活をしていくのには、問題はありません。
健康人でありながら判断力のない人は、多くの場面で辛い思いをすることになるかも知れません。
判断力がないということは、その人間に対して責任ある仕事を任せられないことを意味します。
なぜなら、仕事の発展性を期待できないからです。
多くの場合、組織の長に立つ人は仕事やプロジェクトに関してイメージと構想を持っています。
それが、具体的な形として判断力となって姿を現すのです。
ですが判断力のない人は、仕事やプロジェクトに対してのイメージも構想も持ち得ていないので、組織の長としての役割を果たすことが出来ないのです。
企業であれば、会社の業績が順調の際には、判断力の甘さもそんなに表立つことは少ないのですが、一度業績の悪化を経験すると社内体制を含めて見直しが始まります。
そうなった時に、真っ先に上がって来るのが、トップの判断力の甘さが浮き彫りにされるようになります。
常日頃からの判断力のなさの付けが、一気に回ってくることになります。
判断力がないことは、周囲にも迷惑をかけるような事態を引き起こします。
なぜなら、一つひとつの仕事をする上で判断力がないが故に、指示系統が乱れ、それだけでなく、指示内容にもミスが出たりします。
というのも、突発的な問題点が出てきた際に、解決策の講じ方や交渉に慣れていない部分があり、習慣的に問題解決の脳の回路が出来てないのです。
そしてもう一つ付け加えれば、タイムロスが日常茶飯事起きることで、損害を与えることになり兼ねないこともあります。
チームで仕事をしている人たちにとっては、最悪のパターンになりそうですね。
また、よくあることですが、上司や上の判断が甘くて、問題が起きても何も解決しようとせず、全部下の者に押し付けて、その場が解決できればいい、と思っているのもサイアクです。
一時の判断力の欠如が、予想もしなかった出来事を生み出すことがあります。
それだけで済めばいいのですが、往々にしてこういう場合は、サイクルが負の連鎖に巻き込まれることが多く、それを挽回するための判断力が、その連鎖を助長するのです。
負の連鎖は海上の台風のように、周囲を巻き込んでいき大型になっていきますが、そうなった際の判断力は、負のスパイラルのるつぼに落ち込んでいく様相を見せます。
判断力にはタイミングがあることを意識する必要がありそうです。
ニートも良い例です。
ニートをやり始めた時は思いもよらなかったが、何年も続けていると取り返しのつかない事になっていることに気付きます。
判断力は一朝一夕で養われるわけではありません。
簡単に言えばどれだけ経験を重ねたかと、あるところ資質とか、センスのようなものがありそうです。
とはいっても、誰もがその資質、センスを持ち合わせているわけではありません。
となれば、ある程度までは、判断力を持てるようなスキルとか、考え方を学んで行くしかありません。
そこで、どうしたらよいか?
下記に書いてみました。
これらのことをしっかりとインプット、判断力のアウトプットをして確実なものにします。
では、次に判断の起点をどこに置くかがポイントになります。
判断力を誤解している人は、判断する起点がないので現状分析が出来ていないということが往々にしてあります。
判断力の裏側には出した結論が良いにつけ悪いにつけ、それ以降の在り方に大きな影響を与えることになります。
だからこそ、判断という行為が意味を持っているわけです。
判断力を養う立脚点は現状分析をすることで、今がどのような状態にあるかを知ることが大切です。
現状を知ることが出来たら、次に考えるのは、なぜ、そのような状況に陥ったのかの原因を知ることが大事になります。
企業で言えば業績が悪くなった現状分析ができたところで、なぜ、そのような状況になったのかを、当然明らかにするのが普通です。
現状、原因を知ったら、次はどうなるかの予測を立てることです。
このまま放っておいたらどういう結果をもたらすのか?
想像力を働かせてどうなるかの予測をします。
どうなるかの予測が出来れば、次の対策を立てることが出来るようになります。
例えば、業績が悪化した場合には、経費削減、配当を下げる、リストラをする、給料を下げるなどマイナス面の対策が出てくる一方で、新製品開発や、販路拡大、海外への進出など積極的な対策の選択肢も考えられます。
現状分析から始まって原因、予測と続けてきて、ここでしっかりとした対策が打ち出すことが出来ないとしたら、それこそ、企業の存続が危ぶまれることになります。
ここまできたら、後はどうチャレンジするかが問題になります。
しっかり対策もできたからには、優先順位をつけて実行に移すことになります。
そのためには、各々が人たちの有機的な連携を保ちながら、目標に向かって進みます。
判断力だけですべてが解決できたと考えるのは大きな間違いです。
判断したことで終わらせないで決断することが次に望まれます。
つまり、判断力には常に決断力がついて回ることを忘れてはいけません。
判断するのは決断するために必ず通過するポイントです。
突き詰めて言えば、決断するためには判断力を持たなければならないということになります。
判断力を持つということは、次の決断という行為を常に念頭に置いて考える必要があります。
そして、実行力です。
判断力を発揮し、決断力を懐に秘めたからには、後は実行するのみになります。
つまり、判断し、決断しても実行がなければ、前者二つの意味合いは何もないことになってしまいます。
判断力×決断力=実行力
これを常に前提において判断力を考えると、自ずと展望が見えてくることになります。
私たちは多くのことに挑戦をしては失敗し、それでも諦めずにまたまた挑戦し失敗をすることが何回となくあります。
そして最終的には目的を達成するという、試行錯誤を身に付けています。
判断をする場合にも、多くの人が試行錯誤を繰り返していることは否めません。
ですが、ここで大事なことは、判断力をより充実したものにするためには、試行錯誤した結果を修正する視点を持つことです。
新たな判断力、より効果的な判断力をセットアップするためには、試行錯誤の後の修正を考えることが大切になります。
判断力を養うには、絶えず固有名詞を用い、出来る限り数値化されたデータを使用するように注意を払います。
なぜなら、客観化された情報こそが説得力を持つからです。
これは、特に企業の中にあっては必須のことです。
判断力はアイディアではないので、勘とか、その場の空気とかというわけにはいきません。
判断力を養うためには、自分の考え方に固執していてはいけません。
なぜなら、判断する発想が自分の枠を出ることが出来ないからです。
時宜にあった正しい解答を出すには、自分とは異なったものの見方があることを知ることから始まるかも知れません。
そういう自分にはない意見や考え方を受け容れる度量・態度が必要になります。
判断力の基礎(ベース)となる部分を作るために、
判断力を持っている人と行動する、長時間一緒にいる
という方法もあります。
「判断力のある人の思考パターンをマネる」ことで、学ばせてもらうのです。
判断力のある人は経験から「自分マニュアル」を自分の中に作っているからです。
その「基礎」から「応用」を利かせているのです。
ですから、そのマニュアルを一緒にいることによって、学ばせてもらうのです。
また、判断することは、「実行すること」や「決断すること」、「交渉すること」も伴いますので、それを繰り返すことによって「慣れ」ます。
「慣れ」によって、素早く判断し、解決しようとする脳の「回路」ができます。
判断力のある人は、自信に満ちた表情とオーラを感じることがあります。
そして、いつでも前向き、超ポジティブです^^
判断する時の基準を聞くと、
「いろんな角度からその問題を見た時に、どんな角度から見てもメリットのある解決策を見つける」ようにしているとの事。
そして、解決策のメリットがより大きく(多く)なるように、解決策を探すんだそうです。
何個かの解決策の「メリット・デメリット」を考え、デメリットが少ないように考える…という事のようです。
それを聞いて、私は、10年間「判断力」パターンを意識して、行動や決断をするようにしてみたんです。
すると、現在は、10年前よりは、少しはマシになったかな?と感じられるようになりました。
元がな~んにも考えていないお気楽な私でしたので、「マシ」になった程度ですけど^^;
でも、そのことによって、気がラクになったのと、思考がポジティブ思考のほうへ変わりましたね^^v♪
あとは、行動力が前より早くなりました。
それは、「自信」にもつながることだと思います。
判断力を目指す人は、「他人任せ」にしない人生を真面目に歩もうとしている人だと思います。
判断力が基礎だけでも身に付けば、応用は利かせられる確率は高くなりますので、基礎だけでも身に付けて、生きやすくなれば、自分だけでなく、周りの人も助かるかもしれませんね^^