オランダの教育制度はどういうの?

私は、常日頃、日本以外の国で優れた教育システムを取っている国に興味がありました。

日本の教育制度では、日本人の幸福度は低下するばかりのように感じていましたので、幸福度が世界でもトップクラスのオランダの教育制度を詳しく調べてみることにしました。

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オランダの教育水準は世界的には?

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世界教育水準ランキング7位のオランダ(日本は4位)。
国際学習到達度のランキングでは、下記のような結果となっています。

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出典:huffingtonpost

 

日本のほうがランキングでは上です。
しかし、オランダは日本より生産性が高いとの事。

ということは、結果的には将来的にはオランダの教育制度のほうが日本より良い、ということが考えられます。
では、オランダの教育制度を見ていきましょう^^

 

 

オランダの教育制度は?

 

まず、オランダの教育が多様な点と学区制がないため幅広く学校が選べる、という点に私は驚きました。

オランダの学校が100あれば、100のちがう教育をやっているそうです。

たとえば、

  • 異なる年齢の子どもたちを一つのグループにして指導する学校
  • イスラム文化を中心にしている学校
  • 近代的な建物で学ぶ学校

などです。

それぞれの学校が特徴を持ち、親や子どもに宣伝しているそうです。

私立学校は、その親や子どもとあわない場合などは、入学を断ることもでき、入学後も「私に合わないな」と思えば、転校やちがう学年に移ることもよくあるそうです。

 

 

オランダの教育に自由はある?

 

 

オランダの義務教育年齢は5歳から18歳までで、最後の2年間が部分的義務教育となっているそうです。

また、オランダの全土に存在する小中学校のうち、公立学校が3割前後、残り7割前後の子どもたちが、教育について何らかの主義や立場を明らかにした私立学校に通っているそうです。

私立、公立を問わず、ほとんど教育費がかからないとの事。
オランダは、憲法23条によって「教育の自由」が保障されています。

 

オランダの文部科学省は、科目の種類や時間には、一定の基準を与えていますが、オランダでは

教科書の内容が均一ではなく、各学校はみずからの価値観を独自に教える自由がある

そうです。

ですが、いくら独自にとは言っても、生徒の定員割れになれば廃校になってしまうので、そこらへんは学校も身勝手にはできないようですね。

 

 

市民団体も学校がつくれるの?

 

オランダでは、約200人の子どもが集まることを証明できれば、市民団体でも政府から援助を受けて学校を設立できるそうです。

スーパーへ行くぐらいの距離に3~4校もあるそうなので、学校選びは考えて選ばざるを得ないようです。
もし遠くの学校を選んでも、交通費は援助されるので、金銭面で距離は関係ないそうです。

 

 

 

政府がルールで学校教育を縛らない?

 

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1815 年にオランダ王国が誕生して以来、政府はオランダの全ての児童に十分な教育の保証をする義務を履行してきたのだそうです。

しかし、これは政府に学校の独占権があるとか、教える教育内容に権限があることを意味しません。
1848年の憲法に則り、どんな団体の人でもそれぞれの宗教、思想、教育理念に基づいた学校の創設が認められているそうです。

 

 

教育の自由

 

政府は、当然、全教育制度の監督の責任が あります。
オランダの子供たちは、5歳から18歳までが義務教育とされていますが、

16歳から18歳までは定時制でも良い

とされているそうです。

 

必要な科目および達成目標は、学校別に法に基づいて設定されています。

こうすることにより政府は、オランダ国内での卒業証書がいずれも一定レベルに達したものであることが保証できるようになっているようです。

 

多くは地方自治体の手によりますが、官庁によって創設された学校は、公立学校と呼ばれます。
その他の私的団体により設置された学校は、 私立学校と呼ばれます。

オランダの学校全体の4分の3以上は私立学校で、一定条件を満たす限りどの学校も国から運営資金を受ける資格があります。

教員の給与もまた政府より給付されます。
2001年のオランダの教育支出は、

GDPの5.3%

でした。

16歳までの児童の学費は無料ですが、中等教育のレベルでは教科書とか教材を保護者が負担せねばなりません。
所得とは関係なく保護者には児童手当が支給されます。

 

 

基本奨学金?

 

 

オランダでは、18 歳以上の学生には、学費負担の義務が あります。
学費や授業料はどの学科もほぼ同額だそうです。

18歳以上の学生には、一律に政府から基本奨学金が支給され、不足分はローンなどで補足します。

ローンの額は、学生本人あるいは保護者の所得次第で、学生の学業成果によっても決まるとの事。

良い学業成果の学生は短期間で修学できるからです。

この他、18歳以上の学生は、公共交通機関の学生割引証書も申請できるそうです。
18歳から27歳の19.2%は全日制、そして0.8%は定時制で、何らかの高等教育を受けています。
オランダで、上級職業専門学校あるいは大学で生徒や学生のための宿泊施設を持つところは殆どなく、制服などの服装規定もありません。

 

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初等教育

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オランダの初等教育は、4歳から12歳までの児童を対象としています。
この8年制初等教育においては、

  • 生徒の感情、知性、創造性の発達
  • 十分な杜会的、文化的・身体的能力を身につけること

に重点が置かれているようです。

各々の初等教育学校は、政府が定めた規定に基づいて、ワークプランを立てます。
学習・身体・杜会的障害者には、特殊教育や特別ケアが提供されるとの事。

 

中等教育

 

12歳から子供は中等教育を受けることができ、3種類があります。

  1.  職業訓練中等教育(VMBO)
    VMBOは4年制で、その先は中級職業教育(MBO)に進むことができるそうです。
  2.  上級一般中等教育(HAVO)
    HAVOは5年制で、その先は上級職業教育(HBO)に進むことができるそうです。
  3.  大学進学中等教育 (VWO)
    VWOは6年制で、大学教育(WO)に続きます。

 

ほとんどの中等学校では、これらの教育のうち2種類以上を提供しているとの事。

 

中等学校の最初2、3年間は、学生は全員15教科からなる基礎形成教養課程を学ぶことになっているそうです。
現在、オランダの17歳の若者の95.7%は、全日制の中等学校の修了者か、または在学中との事です。

 

 

職業教育

 

1996年に導入された成人・職業教育法 (WEB)は、包括的な成人および職業教育課程を提供する、地域教育訓練センターを設けられました。

職業教育課程は

  1. 学校での学習
  2. 実地研修

から成っています。

コースには2つのタイプがあり、

  1. 実地研修が課程の最低20%から最高60%を占めるタイプ
  2. 実地研修が課程の最低60%を占めるタイプ

です。

コースには4つのレベルがあります。
地域教育訓練センターでは、成人教育も行っているそうです。

 

高等教育

 

高等教育には、

  1. 上級職業教育(HBO)
  2. 大学教育(WO)

があるそうです。

2002年には、学士・ 修士資格制が導入されました。

学士号を取得するには、大学では3年、HBOでは4年かかります。
学士号取得者は、修士課程へ進むことができるとの事です。

修士課程は通常1から2年間で、学科により異なります。

ただし医学修士課程は3年間かかります。

18歳から27歳の19.2%は全日制、そして0.8%は定時制のなんらかの高等教育を受けているとの統計が。

卒業後は、さらに専門を絞るなり、研究活動を行うことができます

オランダには、総合大学が9校、工科大学が3校、農業大学が1校あり、それぞれ専門研究機関を持っています。

 

日本もこれぐらいの大学の数でいいのに…と私は思います。

 

 

従来の学位

 

卒業生は、学士/修士号、あるいは従来の学位を選べるそうです。

従来は、上級職業学校(HBO)を修了した学生は、

技師(Ing)あるいは学士(B)の学位を名乗ることができます

 

・大学の理工科卒業生は、

技師(Ir)、法科の卒業生は法学士(Mr)

 

・その他の学科の卒業生は、

博士候補者(Drs)

 

といった学位を得るそうです。

これらの学位の代わりに修士学位(M)としても良いとの事です。

学位論文を提出して博士課程を修了すると、博士(Dr)の学位を使えるそうです@0@

※これらの学位は法によって定められ、保護されています。

 

 

成人教育

 

成人教育として、上記にあげたほぼ全ての教育課程が設けられていて、全日制あるいは定時制で、昼間あるいは夜間のコースを受けられるとの事です。

成人教育では、様々な大学教育課程をそろえた通信大学 (オープンユニバーシティ) がとりわけ重要な存在となっています。

 

国際教育

 

オランダでは、両親が外国勤務などの理由により、外国に居住し、初等あるいは中等教育を外国で受けた児童のために、全授業を英語、フランス語またはドイツ語で行い、国際学士号・バカロレア資格を取得できる学校があるそうです。

また、外国の大学卒業生が英語や、時としてフランス語あるいはスペイン語で、特別課程を受けられる高等教育機関が10校あるようです。

ほぇ~!!@0@;
至れり尽くせり!!
大陸続きだと、こういうパターンの児童が多いのかもしれませんね。

 

リサーチ

 

科学とリサーチ政策の目的は、オランダにおける効果的で優れた知識インフラを維持することにあります。

通常の研究投資に加え、公共と民間セクター協賛の12の有望なプロジェクトに対して、政府は2002年までに2億ユーロの投資をしたそうです。

教育・ 文化・科学省が、科学およびリサーチ政策の調整を行っていますが、他の省の大臣たちもそれぞれの担当領域における本政策の責任を担っているとの事。

やはり、「教育」が国の要だということを知っているんですね…。

 

通常、大学付属の研究施設は政府から財政援助を受けますが、オランダ芸術科学アカデミー(KNAW)およびオランダ科学研究機構 (NWO)管理の基金に、研究助成金を申請することもできます

また特別コースの実施や、企業からの委託研究の施行に対して、報酬を得ることも許されているそうです。

 

ほぇほぇほぇ~~!!!!@0@;
「効果的で優れた知識インフラ」!!
日本にも欲しい!!><。

 

 

オランダの教育法が日本に取り入れられないのはなぜ?

?

最後に、オランダの教育制度が世界的に見ても良いと言われているそうなのですが、なぜ日本に取り入れられないのでしょうか?

一番の問題は教育の質が教員の質に依存するということになるからのようです。
オランダでは教員になるために現場での経験を重視しているようです。

日本でオランダの教育制度を導入しようとすると、教員の力不足が問題になるんでしょうね…。
小学校低学年の子供にこの制度を遵守させるには相当の指導力が必要であるため、導入したくても難しいというのが現状だと思われます。

でも、試験的にやっていくべきでしょうね。
今までの教育制度で、世界についていけてない(生産性が悪い)のですから。

あと、「幸福度」ですね。
わたしは、幸福度は「教育」である程度上がると思っているのです。

 

 

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まとめ

 

オランダでは、日本のような不登校にあたることはないし、日本ほど登校へのプレッシャーは強くないそうです。たとえば「しょっちゅう学校をさぼる」とか「家族旅行で学校を3週間休みます」なんてこともけっこうあるそうですよ。

オランダでは、高校も大学も本人が希望すれば、落とされることもないとか。@0@;

では、なぜ幸福度が日本は低いのか?

それは、日本では

ルールに縛られて、自分で決めていない

ということが要因だと考えられます。

オランダは、教育制度から何から自分が決めている、と感じられる法律になっているのでは?と私は思います。

 

あと、日本で問題になっているニート問題ですが、ニート人口が同世代人口に占める割合のランキングで、日本は28位(9.9%)で、オランダは32位(7.2%)でした。

世界的なニートの平均が、15.8%となっていたのを見て、

「なんだ…、良い教育制度のオランダと4位違いだし、世界平均より全然少ないやん」

と考えそうになった私。

いやいや、ニート率がもっと減って、国民の幸福度が上がる努力をしていかないと時代についていけなくなるかもしれません。

教育で幸福率が上がればいいですね^^


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“オランダの教育制度はどういうの?” への2件のフィードバック

  1. miyagikenjin より:

    オランダの学校はすべて男女共学、と聞きましたが、男子校女子校は一切ないのですか?

    動画サイトでオランダの性教育は男女一緒に学んでいましたが。

    男子校(女子)で女性(男性)の身体の変化は教科書だけで学ぶのですか。

    オランダに日本のような小中高大と女子校、というのはないのでしょうか。

    • 浮華 浮華 より:

      「1996年のソフトドラッグの合法化、2000年世界初の同性結婚法の成立などリベラルな国として知られているオランダ。
      この国では100年前から、売春管理法でセックスワーカーが自営業として認められている。
      これには禁止してもなくせるものではないという合理的な認識がなされているからである。
      性教育の分野においても包み隠すことなく、5歳から実施される学校も。
      その結果、10代少女の出産・中絶率が抑えられている。世界における“性教育先進国”なのだ。」
      (chenge our world)

      というのにもあるように、オランダでも性教育は進んでいるのですね。
      あと、教科書だけでなく特別授業、という形で色々学ぶ機会もあるようです。

      http://www.news-postseven.com/archives/20120217_88142.html
      ご参考にURL貼っておきます。

      オランダに男女別学校や一貫校があるかは、調べたのですがちょっとわからなかったです。
      申し訳ないです。
      ただ、オランダの方が、「なぜ日本は男子校女子校なるものがあるのか?」「制服があるのか?」と聞いた、という記事を見ましたので、オランダでは共学が普通(またはほとんど)なのではないか?との私の推測です。

      中高一貫校は、日本でも検討されているらしく、オランダのイエナプランをモデルにしている、との事なので、一貫校はオランダではある、と思います。

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