何年も前から日本でセアカゴケグモの事をテレビで言われてきました。
でも、そんな身近に…。
と思いも寄りませんでした。
しかし、3年ぐらい前にパート先にセアカゴケグモを店内に見つけたのです。
ちりとりですくって、流しの所に置き、食器洗い洗剤をかけてみましたが死にませんでした。
熱湯でやっと…という感じですね…。
韓国蜂に最近刺されたので、セアカゴケグモにももしかしたら…と思うので、セアカゴケグモに噛まれた時の対処法も調べてみました。
目次
セアカゴケグモは、日本には本来生息しない蜘蛛ですが、1995年に国内で確認されているそうです。
そして、日本の各地でも確認されています。
どんな姿をしているかというと、
出典:wikipedia
こんな感じです。
画像をwikipediaさんからお借りしました。
名前の通り、背中が赤いのが特徴です。
日本の蜘蛛で毒をもつものはほとんどいないと思いますが、セアカゴケグモは毒性があります。
セアカゴケグモは強い毒性があるため、見つけたら近づかずに殺虫剤などで駆除しましょう。
セアカゴケグモは、実は、背中が赤いのはメスだけで、毒を持っているのもメスだけなんです。
セアカゴケグモのオスは、背中は赤色ではありませんが、この種のメスもオスもお腹側には赤い斑点があるそうで、メスの成虫で、体長1cmほどで、オスは0.3~0.4cmで、メスの方が大きいんです。
日本にも赤い色をしたクモはいますので、赤い背中だからと言って、必ずしもセアカゴケグモと断定はできませんが、見つけたら近寄らないようにしたほうが良いでしょう。
セアカゴケグモの性格は、臆病と言われていて、こちらから直接素手で触れない限り、咬まれることはほとんどないようです。
しかし、外に置いておいたスリッパなどにセアカゴケグモが潜んでいて、知らずに素足で履いて咬まれることもあるようですので、外に置いているサンダルやスリッパを履くときは、要注意です。
メスのセアカゴケグモに咬まれると、痛みが時間の経過と共に、咬まれた場所から身体全体に広がっていきます。
(時間などは個人差もあるようです。)
また、鎮痛剤が効きにくい場合もあり、痛みに苦しむことがセアカゴケグモの毒の特徴のようです。
悪化すると、
の症状も出る可能性があります。
日本では、まだ亡くなられた方はいませんが、オーストラリアなどでは何人か亡くなった報告があるそうです。
では、噛まれた時の症状を詳しく見ていきましょう。
セアカゴケグモのメスに噛まれた時の症状は、噛まれた部分の「局所症状」と全身の「全身症状」があります。
局所症状:
全身症状:
参考:IASR
特徴としては、痛みが強くなる、という事で、痛みに弱い私としては恐ろしい限りである。
蜂は刺された直後が一番痛かったが、その後はそんなにでも無かった。
詳しくは、「蜂に刺された場合の対処法は?(→https://ukihana47.com/archives/16617)
をご覧ください^^;
しかし、痛みが強くなる、と私のような弱っちい者は、パニックが更に増すかもしれません。><。
弱っちいと言えば、素朴な疑問として、赤ちゃんが噛まれた場合はどうなんでしょう?
次の項目で書いてみました。
乳幼児が咬まれると、痛みのため泣き叫び、間欠的にけいれんし、症状の進行は早く、重症になりやすいそうです。
腹部の痛みと硬直はしばしば認められるとの事。
熱がないのに強い痛みが突然起こり、局所の発疹や著しい頻脈が乳幼児に認められれば、セアカゴケグモに咬まれたことを疑わなければならないそうです。
セアカゴケグモのメスに噛まれた時の対処法としては、
ただし、小児・高齢者は症状が重くなるおそれがあるので十分に注意が必要です。
軽い痛みでも注意しましょう。
全身にしびれを感じる場合は救急車(119番)を呼びましょう。
セアカゴケグモに咬まれても、アナフィラキシーショックを起こすことがないので、適切な診断と治療を行えば死ぬことはないそうです。
ほとんどの患者は少量の毒素を注入されるだけで、全身症状を呈したため治療が必要となるのは約20%と少ないとの事。
これらの患者は、もし治療を行わなくても、多くは1週間以内に回復するようです。
稀に死亡することもあるが、これは16歳以下の子供、60歳以上の高齢者や何らかの基礎疾患を持ったものに起こるのだそうです。
診断は、治療を開始する前に、セアカゴケグモに咬まれたことを確認しなければならない。
咬まれた後にセアカゴケグモを見つければ診断は容易であるが、小さな子供が腹痛を起こし、泣き叫んでいるだけの状況では診断は困難です。
診断に役立つ検査はないので、臨床診断だけが頼りとなります。
患者が全身に強い痛みを訴え、痛みの原因が他になければセアカゴケグモに咬まれたことを疑わなければならない。
特に腹痛を起こし、圧痛がないのに腹部の硬直が認められれば疑わしく、急性腹症と間違ってはいけないそうで、熱がないのに著しく発汗したり、他の症状と共に高血圧が認められれば診断に役に立ちます。
治療は、咬まれた局所を包帯等で強く圧迫するのは避けます。
なぜなら、痛みを増強させるので。
それぞれの症状に応じて対症療法を行っても、効果のないことが多いく、痛みに対して鎮痛薬の服用はもちろん、モルヒネやペチジンの注射でも効果が認められない場合がしばしばあるとの事。
すべての症状に対して最も有効なのは、抗毒素による治療です。
局所症状だけに止まれば抗毒素は必要ないが、セアカゴケグモに咬まれたことが明らかで全身症状が現れてくれば、できるだけ早く抗毒素を注射する。
しかし、最初は診断がつかなくて、症状が出てから時間が経った場合でも抗毒素を使うべきで、咬まれてから1週間経過しても抗毒素は有効との事です。
小児にも成人と同じ量を使う。
参考:IASR
見つけたら素手で触らないことが重要です。
外のスリッパを履く際にも気をつけましょう。
もし見つけたら、ゴキブリ用などの殺虫スプレーを使えば、駆除できます。
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けれども、クモはよく死んだふりをするので、クモが動かなくなったとしても油断しないでください。
また、セアカゴケグモの卵に殺虫剤を使っても効き目がない場合があるそうです。
なので、確実に駆除したい場合は、安全に燃やすか、軍手などで卵を集めて、踏み潰しましょう。
普段生活している分には、セアカゴケグモの方から積極的に咬んでくることはなさそうですが、咬まれると厄介なので、背中が赤いクモを見つけたら気を付けましょう!
そして、殺虫剤で速退治です!!
でも、万が一噛まれた場合は、上の対処法をしてみてください。
そして、病院で治療してもらいましょう。