南海トラフ巨大地震は、30年以内に70%の確率で起こるとされています。
今回は、私が住んでいる関西で特に被害予想が大きいとされている和歌山県について、詳しく調べてみました。
目次
「南海トラフ巨大地震」の死者数は最大で32万3000人という予想がなされています。
2012年8月29日、内閣府中央防災会議が、東海・東南海・南海地震などが同時発生するM9級の巨大地震が起きた場合、30都府県で極めて甚大な被害が発生するというショッキングな分析結果を発表しました。
南海トラフ巨大地震犠牲者予想
和歌山県は、中央構造線断層帯が連なっているため、今後の地震が警戒される場所でもあるとの事。
熊本地震や鳥取地震が即和歌山県での地震につながるという可能性は現時点では低いようですが、警戒しておいたほうが良さそうです。
和歌山県の過去の巨大地震はいつ頃起こったのでしょうか。
(死者数が和歌山県のみで分からないものもあり)
宝永地震の被害が甚大だったのですね…
マグニチュード8.4って…
阪神大震災より大きいやん…(思わず関西弁)
政府の地震調査委員会の予測では、今後30年以内に震度6弱以上の揺れが起きる確率は、和歌山で55%となっているそうです。
また南海トラフ地震の被害予測によれば、
などとなっています。
かなりの震度ですね…
和歌山県は名目GDPは3兆円程度、全国で40位です。
産業別では製造業の比率が多く、鉄鋼や石油関連が多いです。
基礎素材型の工場などが多いため、万が一巨大地震が発生すると、素材関連の業種では特にサプライチェーン(※)が滞るかもしれません。
※製造業において、原材料調達・生産管理・物流・販売までを一つの連続したシステムとして捉えたときの名称。
出典:コトバンク
南海トラフ巨大地震が起きると、和歌山県各所での津波高の予想は、
市町村 津波高
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有田市 10.2 m
御坊市 17.4 m
田辺市 12.0 m
新宮市 12.2 m
湯浅町 10.2 m
美浜町 17.9 m
日高町 12.5 m
由良町 10.4 m
印南町 16.4 m
みなべ町 14.8 m
白浜町 15.2 m
那智勝浦町 15.6 m
太地町 12.1 m
串本町 16.0 m
すさみ町 18.3 m
すさみ町の津波高は、18.3mとかなり高くなっています。
低くても、10mくらいは津波がくる、ということで、不安です
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「車での避難はダメ」というのが、過去に車で避難した人が車ごと津波に呑まれてしまった苦い教訓からだったようです。
しかし、東日本大震災で助かった人の半分は車で避難していたという事実から、過疎地の場合は特に、住民の多くが高齢者のため、場合によっては車を使うことも考えるべきだそうです。
前もって避難場所へ行き着くまでの避難路をよく調べておくことが助かるために必要のようです。
南海トラフ地震は、今年2016年にも起こる、と言っている専門家の方もいます。
そして、過去のデータから、冬に巨大地震がよく起こっている事から、冬の確率が高そうです。
日頃から、ご家族で避難経路や避難グッズの用意をしておくと、あわてずに済みそうですね…。
◎避難時の持ち物の参考記事はこちらをご覧ください→https://kaji-shufu.club/archives/287