
前からちょくちょく耳にしていた「ふるさと納税」。
「お得だよ~♪」とチラホラ聞いていたのですが、詳しい仕組み
はわかりませんでした。
そこで、最近「ふるさと納税」にとても興味が出てきたのをきっかけに、詳しく調べてみました♪^^
目次
ふるさと納税ってどういうもの?
「ふるさと納税」と聞くと、一見「税として納めるのかな?」と思ってしまいますよね。
でも、そうじゃないんです。
「ふるさと納税」って「寄付」なんだそうです。
ですから、大まかな納税のやりかたとしては、
- 寄付したい自治体を選ぶ
↓ - 寄付する
↓ - 税額の控除を受ける
です。
こんな簡単なステップで「ふるさと納税」ができてしまうんです。
では、もう少し詳しく一つ一つ見ていきましょう。
①寄付したい自治体を選ぶ
新聞や広告、自治体のホームページ、また「ふるさと納税」応援サイト「ふたくす」(→http://f-tax.jp/member/lineup/l-gov)などから寄付したい自治体や事業を選びます。
選ぶ目安としては、「特典で選ぶ」や「地域から選ぶ」、「使い道から選ぶ」、「ランキングから選ぶ」、「おすすめから選ぶ」などがあります。
まず、「特典で選ぶ」というのは、寄付してくれたお礼に寄付先の自治体などが地元の特産物や観光施設の優待券などが贈られますので、その内容で選ぶ、というものです。
「地域で選ぶ」というのは、その名の通り、自分が生まれた地域や住んでいる地域、お世話になった地域など、自分が好きな地域で選ぶ、というものです。
「使い道から選ぶ」というのは、
- 地域・産業振興
- 環境保全・文化財保護
- 子供・子育て
- 健康・医療・福祉
- 観光・交流・定住促進
- スポーツ・文化振興
- 安全・安心・防災
- 教育・人づくり
- 市民活動・まちづくり
- 災害支援・復興
- おまかせ
- その他
上記の項目から選ぶというものです。
興味のある分野に寄付するのもいいですね。
次に、「ランキングから選ぶ」。これは、寄付している人数が多い、いわゆる人気の自治体を知って、自分もその自治体に寄付してみようかな~という、自分で決められない時の目安を知りたい時のもの。
そして、「おすすめから選ぶ」というのは、文字通り、お礼の品がおすすめですよ~という自治体を知って、寄付先を選ぶ。これもランキングと似ていて、自分で決められない時に見てみるといいと思います。
どれを選ぶにしても、自分で納得のいく自治体や事業を選びましょう。^^♪
②寄付する
寄付する自治体などが決まったら、さっそく寄付してみましょう。
申込み方法は、自治体によって色々ですが、ほとんどの自治体がインターネットで申し込みが出来るそうです。
特典の提供や使い道の指定ができる自治体などもあるとの事。
入金方法は、大きく分けて二通りあり、一つは、インターネットによるクレジット決済があり、もう一つは、申し込み後に郵送されてくる振込用紙によっての入金する方法です。
入金すると、特典が届きます。
届くタイミングは、特典や自治体によって違います。
次に「寄付受領書」が届きます。
この寄付受領書は、大切に保管しておいてください。
③税額の控除を受ける
さて、寄付する自治体も決め、寄付金も入金しました。
お楽しみの特典も届き、寄付受領書も届きました。
あとは、確定申告をして還付や控除を受けるだけです。
でも、じ・つ・は…!
2015年から法改正が行われて、「ふるさと納税ワンストップ特例制度」というものが出来、確定申告が不要になったんです♪
でも、下記の条件をすべて満たしていなければ確定申告不要にはなりません。
- 会社員
- 2015年4月以降にふるさと納税を行った人
- 寄付した自治体が5つ以下
- 年収2000万円以下の人
- 確定申告義務のない人
- お給料は一か所からしかもらっていない人
- ワンストップ特例制度の利用を「寄付金税額控除に係る申告特例申請書」で出した人
満たしている人は確定申告不要です。
では、いったいどうやって、キャッシュバックがなされるのでしょうか?
ワンストップ特例制度では、「寄付先の自治体」から「居住する自治体」へ寄付金情報が直接通知されるようになります。
そして、従来では、「所得税」と「住民税」の二つに分けて控除されていたものを、「住民税」に一体化するということとなりました。
控除の金額の計算の仕方は、
・{寄付金額(ただし、その年の総所得金額等の40%相当額まで)-2,000円}×所得税の税率←所得税分
・(寄付金額-2,000)×0.1(10%)=○○円←住民税①<基本分>
※総所得金額等の40%相当額まで
・(寄付金額-2,000)×{0.9(90%)-所得税の税率}=○○円←住民税②<特例分>
※この特例分が住民税所得割額の2割を超えない場合は、住民税②の計算式になります
・住民税からの控除<特例分>=住民税所得割額×0.2(20%)←④
※住民税②<特例分>が住民税所得割額の2割を超える場合は、④の計算式になります
※所得税、住民税①及び④の3つの控除を合計しても(ふるさと納税額-2,000円)の全額が控除されず、実質負担額は2,000円を超えます
具体的な計算は、お住まいの市町村でお聞きになったほうが確実だと思われます。
★楽天市場でもふるさと納税が出来ます♪→楽天市場でふるさと納税

どうでしょうか??
3つのステップで、ふるさと納税が出来ます。
案外簡単に寄付が出来、少しでも福祉活動に参加しているという気持ちが持てるというのはすばらしい事だと思います。
また、「ふるさと納税ランキング!BEST5はコレだ!!」を知りたい方はコチラ→https://ukihana47.com/archives/1008
2千円で出来る自分のふるさと納税金額の上限はいくらなの?
原則自己負担額は2,000円となっていて、手数料みたいなものだとの事。
また、住民税の20%程度の寄付であれば、控除率が高いそうです。
疑問に思うのが、自己負担額2,000円で出来るふるさと納税の上限金額はいくらになるのか?ということ。
そこで、源泉徴収票を見ながら数字を入力するだけで自動的に上限額がわかる便利なサイトを見つけました♪
コチラ↓
http://www.citydo.com/furusato/what/07.html
by City Do
上限額よりもっと多くの額を寄付したいのであれば、自己負担額が2,000円より多く負担しなければなりません。
どうするかは、あなた次第です^^
ふるさと納税のメリットは?
ふるさと納税についてのメリット(良い点)を下記にまとめてみました♪
- 自分の故郷以外でも好きな自治体に寄付することができる
今、自分がどこに住んでいようと関係ありません。他の自治体に寄付できるのです。
自治体によって特典が違いますから、特典で選んだって構わないのです♪ - 寄付した人が、寄付先の用途を選べる場合がある
地域・産業振興、環境保全・文化財保護、子供・子育て、健康・医療・福祉、観光・交流・定住促進、スポーツ・文化振興、安全・安心・防災、教育・人づくり、市民活動・まちづくり、災害支援・復興、おまかせ、その他、などいろんな種類の用途が選べる。
自分が寄付したお金が、自分の希望する用途に使われると思うと、こちらも幸せな気持ちになりますよね。 - 寄付すると、寄付額に近い還付が返ってくる
寄付をすると、確定申告(条件内では2015年4月分~確定申告は不要)で寄付金額に近い還付が返ってきます。
金額と特典によっては、特典との差し引きでプラス3,000円になったと言う人もいました。 - 寄付先の自治体から、お礼又は感謝状、特産品などが送られてくることがある
寄付先の特産品など(特典)が送られてきます。
特典は、自治体によって違いますので、特典が楽しみで寄付をする方は、特典を出している自治体の情報をよく見て選びましょう。
なんだか良い事が多い気がします^^
寄付というボランティアは気分がいいですしね♪
もし、寄付してもいい、でもどの自治体に寄付していいか迷っている方は、ふるさと納税のBEST5を見て決めてもいいかもしれません。記事はコチラ→https://ukihana47.com/archives/1008
ふるさと納税のデメリットは?
それでは、ふるさと納税のメリットがわかった所で、デメリットを見ていきましょう。
- 寄付金額の全額は返ってこない
自己負担額は最低2,000円は出してますので、還付金の計算でも2,000円を引いて計算していますし、住民税から差し引いて、の還付ですので、目には見えにくいとは思います。
特典がその人にとってどれだけ価値があるかにもよると思います。 - 寄付の仕方によっては確定申告が必要である
これは、「ふるさと納税ってどういうもの?簡単にわかるしくみを解説♪」の記事にも書きました通り、2015年4月分~は条件によっては確定申告が必要な人と必要でない人とに分かれます。
こんな感じでしょうか。
ふるさと納税は寄付ですので、見返りを求める事自体が間違っているのかもしれません。
そこらへんは、個人の判断に任されています。
実際、国はふるさと納税者の50%は確定申告をしていない(寄付金控除を受けていない)、と試算しているそうです。
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まとめ
今回、「ふるさと納税」を調べてみて、とても良い制度だと思いました。
人は、皆誰かのために何かをすると、心が豊かになります。
私個人が興味を持ったのは、「使い道で選ぶ」というものです。
自然環境保護のために寄付が使われて、自然と良いバランス関係を築けたらこんなに嬉しいことはない、と思いました。
他にもいっぱい項目があるので、選ぶのに迷います。
選ぶ楽しさというものがあるのもいいですね!♪
寄付を受け取った自治体側も有意義に使っていただけたら、納税者側も満足する事と思います。
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