フィンランドの教育制度ってどんなの?

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オランダの教育制度に引き続き、ヨーロッパの他の国の教育制度も調べてみたいと思いました。

そこで、今度はフィンランドの教育制度を詳しく調べてみたいと思います^^

 

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フィンランドの教育制度ってどんなの?

finland

経済協力開発機構(OECD)が2000年から3年ごとに実施している学力到達度調査(PISA)において、フィンランドは常に世界トップクラスの実力を保持しており近年、フィンランドの教育制度は世界各国の教育機関から注目を集めているそうです。

これは時間をかけて、「平等の教育」という目標のもとに国が教育改革を行ってきた結果によるもので、フィンランドでは自国の国籍をもつ子供だけでなく、難民や移民といったフィンランドに暮らす外国人の子供のたちも平等に教育を受ける権利が保障されているとの事。

なんて、心の広い国なんでしょう@0@;
日本だと、移民の受け入れに躊躇しているのが現状なのに…(まぁ、色々問題が発生するのも予想がついたりもしますのでわからないでもないですけど)

それでは、フィンランドの教育制度について下記で詳しく見ていきましょう^^

 

義務教育(小中学校)

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フィンランドの教育は、

  1. すべての子供に平等な教育を
  2. 現場への信頼
  3. 質の高い教員の養成

という理念が根幹にあるそうです。

義務教育は日本と同じ6・3制であり、7歳から小学校に入学し、カリキュラムは9年間一貫しているが学校の形態は様々であり、小学校と中学校がそれぞれ独立している場合もあれば、総合学校とよばれる小中学校が一緒になっている学校もあるとの事。

また小学校に入学する前の1年間は、6歳児を対象とした就学前教育(プリスクール)が小学校に併設された保育所などで行われるようです。

へぇ~!
日本で言う幼稚園に当たる時期がフィンランドでは1年だけなんですね@0@;

 

この際の教育費は無償で、ほとんどの子供はこの就学前教育を受けた後、小学校に入学するようです。

しかし、フィンランドの教育は徹底した修得主義である為、子供の習熟度が不充分だと判断した場合は、保護者やプレスクールの先生と話し合った上で、小学校の入学を1年遅らせることができるそうです。

 

また同様に中学校を卒業しても、まだ希望する高等学校に進学する学力に満たないと判断した場合は「10年生」という特別プログラムが用意されていて、もう1年勉強することができるとの事です。

こういう所は、フランスの「留年制」のような感じですねー^^;
でも、私は、日本も「留年制」を取り入れるべきだと思います。

 

新学期は8月中旬から始まり、多くの学校は2学期制をとっている。

休みは、

  • 夏休みは6月中旬から8月中旬まで2ヶ月近くある
  • 秋休み
  • 冬場のクリスマス休暇
  • スキー休み
  • 4月にはイースター休暇

もあるため、年間の授業日数は約190日間とPISA調査に参加しているOECD加盟国の中でももっとも少ないらしいです

フィンランドは、詰め込み式の日本より授業日数が少なくても世界的にトップクラスの学力なんですね@0@
日本では、「ゆとり教育」は失敗だったと言われていますが、うーん、じゃあ幸福度が上がって、でも自立に向けての積極性や学力も上げるようにするには、どういうシステムが合っているんでしょうね…

 

 

フィンランドは小学校から大学まですべてが公立校?

フィンランドの学校は一部の学校を除くと、小学校から大学まで全てが公立校なのだそうです。

ただし、学校によって授業内容に柔軟に構成できるようなカリキュラムが組まれており、独自の特色を出している学校もあるとの事だそうです。

例えば、体育や数学、音楽、外国語など特定の教科に力をいれた特別コースを設けている学校も存在するとか。

特別コースを希望する生徒は一般コースと同じ最低限のカリキュラムにプラスするかたちで、自分の選択した特別授業を受講することができるのだそうです。

このような特別コースを選択する際、入学前に適正検査に合格しなければならないが、この適正検査も志願者の「適正」のみを判断するために行われ、学力テストとは異なっているとの事。

フィンランドでは、小さい頃から「選択肢」が多く、自分で選択する癖がつくのかもしれないですね^^

 

高校

 

高校は、

  • 普通高校
  • 職業訓練校

に別れるとの事。

そして、中学卒業者の約6割が普通校、約4割が職業訓練校へ進学するそうです。

 

高校進学の際には、

ペーパーテストはなく、9年生の前期までの通知表の成績の平均点によって合否が決まる

というのだ。

高校側は成績の良い順に生徒を入学させるため、生徒は一度に5校まで出願することができるそうです。

このようにフィンランドでは中学校の成績で高校受験の合否が決まり、この成績も学校での定期的なペーパーテストだけでなく、日々の学習の取り組みや成果なども点数化されるため、日本のような進学塾や予備校は存在しない

なんだか普通に学校へ通っているだけで、学校が終われば塾に追われるような日本よりフィンランドのような教育システムのほうが児童に良さそうです^^;

 

 

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フィンランドの普通高校

 

普通高校では、大学受験を目指したアカデミックな勉強を行い、学年ごとで授業を区切らない単位制になっていて、卒業までには3〜4年かかるそうです。
また高校での授業内容は大学並に難しく、レポートの提出も多いため学習はかなりハードなんだそうです
普通高校の生徒の多くは、3年の春に実施される高卒認定試験(大学受験資格試験)を受験し、その年の6月に卒業する。

この試験に合格した場合は志望する大学の入学試験を受験し、合格すれば大学へ進学するそうです。

 

 

フィンランドの職業訓練学校

 

職業訓練学校は、日本の商業・工業・農業高校のような実業高校にあたり、ここでは企業などと連携しながら、専門的で実務的な知識や技術を身につけるそうです。

職業訓練学校の在籍機関はだいたい2〜5年ぐらいで、普通高校と職業高校の単位は互換することが可能となっているとの事。

 

 

大学・専門学校

 

高校卒業後は、主に

  • 総合大学
  • 技術専門学校

があり、こちらも単位を互換することが出来るため、柔軟に進路選択することが可能となっているそうです。

フィンランドには、20校の大学があり、そのほぼすべてが公立大学なのだそうだ@0@

美術や音楽などの芸術系の学部もあるが、

基本的に大学ごとのレベルに大きな差がないことが特徴で、国内でも出身大学や学歴によって人を評価をすることがほとんどない。

そうです@0@;!!
なんか、格差でギスギスした感じが無いのが良いですね^^

 

学費は全て無償!?

 

学費は就業前教育から義務教育、高等学校、大学までが無償だということです。

義務教育の期間は教科書、鉛筆、ノートなどの文房具から給食費も無償となっているそうです。

高校では、学費、給食費は無料だが、それ以外の教材は自己負担となり、大学では教材費と一食あたり2ユーロ程度の給食費が自己負担となる。

 

こういうのもとても良いと思います。
日本みたいに、「給食費を払わない」という問題も出てこないっていうことですよね?^^;

 

 

大胆な教育改革

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フィンランドの子供が今日のように高い学力を保持するようになったのは、1990年初頭から始まった教育改革によるところが大きいのだそうです。

ソ連崩壊後、それまで経済的にソ連に大きく依存していたフィンランドは深刻な不況に陥り、失業率は20%に達した。

資源の乏しいフィンランドではまずは人を第一の資源と考え、人材育成に投資することでIT産業のような新しい産業を生み出す国力をつけ、国際競争に立ち向かっていこうと考えたんだそうです。

目のつけどころが良いですね~!@0@;

その人材育成の基盤とは教育である為、すべての子供に平等に教育を受ける権利を保障し、できるだけ落ちこぼれを出さず質の高い教員を養成することを大きな目標とした。

フィンランドの教育では基本的に国家や行政が余計な口出しをせず、現場に任せるというスタンスをとっているのだそうです。

こういう所も行政とか口出しされて現場がムカついたりすることもあまりなさそうですよね。
現場にしかわからない事って多々ありますものね…。

フィンランドの教育行政は教育省と国家教育委員会が担当されているそうですが、、教育省は教育予算の獲得が主な仕事で、具体的な教育内容についてはタッチしないとの事。

また国家教育委員会が日本の学習指導要綱にあたるコア・カリキュラムを審議し決定されるそうですが、これも授業日数のような基本的な内容のみを取り決めるだけで、こまかい授業内容や実践方法、また教科書の選択なども現場の教師によって決められているのだそうだ。

 

なんだか、フィンランドの先生もやりやすそうですよね。
ただ、これは、教員の質に任せられないと上手くいかないシステムかもしれません。

 

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まとめ

 

今回調べてみて、オランダとはまた違った教育システムですが、オランダより学費や教材費等の無償化が進んでいるように感じました。

でも、オランダ同様、フィンランドでも自分で選択する人生、となり「自立」に向けて歩ける人材育成の教育制度のようです。

日本のようなマニュアル人生は、やはりもう時代錯誤のような気もします。
幸福感を感じる、自立心が育つ教育システムに日本も変えて言ってほしいですねー。


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“フィンランドの教育制度ってどんなの?” への2件のフィードバック

  1. miyagikenjin より:

    フィンランドも他の北欧諸国デンマーク、スウェーデン、ノルウェーと同じく性教育は「先進的」と言われています。
    尾木ママも絶賛しています。

    フィンランドは小学校から大学まで全てが公立校、とありますがそれは全て男女共学なのでしょうか?
    それとも埼玉や群馬、栃木などのように旧制高校の流れをくむ県立高校に男女別学が存在するのでしょうか。

    性教育は男女一緒に受けているのか、それとも男女を分けて別々に授業しているのか?
    日本は少子化、非婚化、恋愛しない人達、セックスレス化が急速に増えました。

    北欧式の思春期男女が一緒に性教育を受ける→自分の性と異性の性の違いを知り理解する→異性とのコミュニケーションを身につけ、やっていいこと・いけないことを学ぶ→恋愛・セックス・結婚・出産・子育てがサイクル化され、少子化とは無縁になる。

    幸福度も自立度も高い国になるのが分かります。

    日本では明治期にお雇い外国人が各地にキリスト教系学校を作り、今でも伝統を頑なに守っているようで、校則に男女交際禁止、セックスや恋愛は聖書の神の教えに反する、と18~19世紀のヨーロッパアメリカのキリスト教道徳が残っている男女別学が多いです。

    日本で北欧式性教育ができないのは、こういった明治期に創設された私立の伝統校が猛烈に反対するからだろう。
    「性教育ができて何年ですか。たかだか20~30年でしょう。我が校は創立以来150年間性教育など何も教えずやってきたので、卒業生は在校中にはふしだらな問題は一度もありません」で終わり。(実は不都合な生徒は退学で切り捨てただけ)

    キリスト教が根付いている北欧諸国が1970年以降「現実を見据えて教育を変化して現代社会制度に対応している」のに…。

    なぜか日本では「学校で性教育を」と唱える医者や文化人の出身校は明治期に開校した「伝統ある」名門「男女別学」一貫校が多い。
    神戸女学院、慶応、白百合、東洋英和女学院…。

    矛盾というか…。
    何たる皮肉だろう…。
    尾木ママは何故批判しないのか不思議でならない。

    • 浮華 浮華 より:

      コメ有難うございます。

      フィンランドの教育の基本は平等に教育を受けることですから、なるべくみんなが一緒に席を同じくして授業を受けられるように努力しているとの事です。
      また、女子校・男子校はなく、共学だけで、能力別クラス編成もないそうですよ^^

      あと、フィンランドの性教育について調べてみましたが、

      「フィンランドでは、幼児語でも男性性器と女性性器を使い分ける。
      これは7歳から、低学年の授業で身体の主要部位を理解し、機能を説明できるよう教育されるためだ。
      それから9年間、性教育が学習指導要領に盛り込まれているため、大学進学にも『健康教育』という分野で入試科目に課されている。
      内容は人間関係や同性愛に対する理解、性行動を始める適正年齢を考えさせるものなど、人の誕生から死ぬまでの問題を総合的に考えさせるものとなっている。」
      (chenge our world)
      となっていました。

      フィンランドは、幼いころからこういう教育もちゃんと盛り込まれているシステムになっているのですね。
      日本ももっと時代に合った教育システムにしていかないといけませんね。

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